軽トラを降りてフェラーリへ

よもやま話

長岡の変化をYoutubeに載せました。

彼は4か月前、ボクシングに人生をかけると決意してそれまでやってきたことを全て放り出して沖縄へ移住してきました。
半年前の今頃は仕事の引継ぎをしていた男が東日本新人王で少なくとも2階級は上と考えられる矢斬をスパーリングで圧倒しました。

今回は彼を4か月間見続けてきた僕が、一体何が彼を豹変させたのかを分析していきます。

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長岡を変えたもの

当初、長岡を見た時は不安しかありませんでした。
体当たり気味のパンチに膝を曲げた不安定な前傾、必然的につま先寄りの荷重。
およそ僕がやってはいけないと考えていたことを全てしていました。

長岡がこう言っていたのを覚えています。
「長濱さんのことを全て信頼する。左に変えろと言われれば左に変える」と。

僕は希望がなければ姿勢からボクシングを教えたりはしません。
「姿勢、骨格が身体能力の源泉である」という僕の考えを受け入れられないなら、教えても無駄だからです。
姿勢の練習に週に何時間も費やします。「立ち方のトレーニング」にです。ばかげている、時間の無駄だと考えてしまう人は多いはずです。嫌々やると下手になるだけなので希望がなければ僕はやりたくないんです。

しかし長岡の信念を信じてやってみることにしました。

最初はぎこちなかったKスタンスですが、徐々にケツに乗る感覚を掴んでいきました。
最近はラントレでのハムケツ推進力、構造的脱力による体の軽さを感じているようです。

信念

長岡の成長の推進力の一つは間違いなく彼の信念です。大学院まで卒業し、仕事も覚えてこれからが働き盛りって30手前でキャリアを全て捨てて新たなこと、それもプロボクシングなんてアルバイトの方が稼げるかもしれない世界へ飛び込んできました。

始めはこなすこともできなかったラントレでしたが今は上から3番目に位置し、2番手との差を毎週縮めています。心肺機能の向上も当然ありますが、ハムケツ推進できるようになっていることが走力向上の最大の要因であるはずです。

知識

あとは知識。
ボクサーはあまりにも人体について知らなすぎます。
僕の話を受け入れる前提があるのは今のところ長岡だけ。
ケツに乗るだけの奇妙なトレーニングでも「重心」や「力のモーメント」「伸張性収縮」を知っていれば、納得して実践できるはずですし、微妙な感覚の違い、股関節のズレを論理的に理解し修正することができます。
よく分からないと僕がそれに気がつくまでこのズレを修正できません。
自主練が無駄になるどころか、下手になる練習になってしまう可能性があります。

長岡の驚異的な成長は間違いなく知識に助けられています。
足りていない経験や才能を知識を紡いだ論理で穴埋めできるからこそ、本来であれば見えないはずの文脈が見えるのです。

信念と知識。
初速は遅いかもしれませんが、無限大のエネルギーがあります。
長岡のエネルギーはようやく限界を押し広げる強力な推進力へ変わり始めました。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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