【カシメロ】破壊的なワンツーのメカニズムを解説【カネロ】

技術
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以下の記事でも簡単に解説していますが、以下の記事のメカニズムで打つワンツーについて解説します。

僕が打法を再現したインスタを載せます。
説明欄で簡単なメカニズムの解説をしていますが、文章だけだと分かりくいのでブログで解説していきます。

踏み込みから右を放つまで順を追って解説していきます。

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ワンツーのメカニズム

基本姿勢

右の股関節に荷重。
ケツがピーンと張った感覚がするはずです。

この姿勢の注意点は頭を奥脚より奥へ置かないことです。
バランスが崩れて力みます。

頭はやや奥脚の前

そして膝の屈曲は浅く脚は伸びます
骨格の構造で身体を支えるためです。

右のハムケツに身体にかかる重力のエネルギーが貯蔵され、またハムケツが伸張され筋力が高まった姿勢です。

※骨盤前傾、骨格で身体を支えることが前提で推進力が高まります。

左足の離地

大腿骨の骨頭は骨盤を向いています。

地面反力は骨格を伝うので、両足から受け取った力は骨盤方向へ流れていきます。

左足を離地。
踏み込むというよりは倒れこむ。
骨盤が大腿骨頭の方向に押されて推進。

この時、右足はすぐに離地せず、左足が接地するまでは地面と接しています。

自由落下する物体は重力を受ける限りは加速し続けます。

つまり、右脚が地面と接しているということは重力を右脚でもらい続けて、加速してるということでもあります。

運動のエネルギーを身体外部から調達しています。

引用WIKI

自由落下をシミュレーションしたGIFです。
落ちる速度が加速しているのが分かります。
自由落下する物体には重力が加わり続けるので、落下する物体の速度は上がり続けます。
ということは、重力の地面反力を受け続ける骨盤も加速し続けます。

右の股関節は外旋しながら外転、左の股関節は内旋しながら外転。

以下の内転筋群の構造を見ると分かりやすいですが、骨盤に内転筋群が伸張された結果、自然とこうなるはずです。

足を前へ向けようと意識せず、スタンスを広げながら倒れるようなイメージです。

股関節を開く、伸ばす、曲げる、捻るの動作で伸張される筋肉です。

地面反力を受けて骨盤が推進、同時に内転筋群が伸張されます。

スタンスが開いていく動作にブレーキをかけながらそのエネルギーを貯蔵されます。

この時まだ左足は浮いています。

左足の同時に骨盤に地面反力が加えられます。

並進運動する物体の一端に逆向きの加速度(ブレーキ)が加えられると、その物体の運動は回転運動に変化します。

並進運動の運動量と接地によるブレーキの地面反力が合成され、骨盤が急加速。

左へ並進する物体の一端にブレーキをかけると、反対側の一旦が急加速するのは直観的に理解できると思います。

骨盤が回転すると左の大殿筋が急激に伸張されて伸張反射を起こします。

これにより半自動的に骨盤の回転が制止され、体幹の回転運動が急停止。

今度は体幹の運動量が腕へ移ります。

運動量 = 質量 × 速さ

体幹の運動量がそのままだと仮定。
その運動量が腕へ移るということはつまり、腕が高速で振り出されるということです。

ポイント

1.左足が接地するまで右足で地面反力を受け続け、骨盤を加速させ続ける

2.左脚の接地と同時に右股関節を絞り込んで体重移動。
この時軸となる左の足の向きを整えると半自動でブレーキをかけられる

3.意識してはいけないが、踏み込む時左股関節は「内旋・外転」右股関節「外旋・外転」が起こる。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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