問題の表面へのアプローチ

よもやま話

僕の経験上、表面に現れている多種多様な問題の多くは、一つの根本的な問題を改善するだけで解決してしまうことがほとんどです。
逆に表層に現れているだけのものを取り除こうとしてしまうと、それが改善された頃にはまた別の問題が現れています。

今回は例として平仲ジムの岩下広孝を挙げます。

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パンチのイメージの修正

最近「パンチのイメージが〜」、と繰り返していますが、それは僕が様々な問題の根本にはパンチのイメージがあるからではないか、と分析したからで、またボクシングが上手くならないと悩んでいる多くの人にも当てはまるのではないかと感じています。

以下の動画のビフォーアフターをみてください。
白のヘッドギアの選手です。別人のボクシングになりました。

ビフォーのパンチは大振りで空振りが多く、ジャブもなし。
故に距離がとても近い。

大振りなのに近い距離で戦うというあべこべな状況になっています。
誤解のないように補足しますが、僕は大振りは否定しません。
ロングレンジでは身体を大きく使わないとパンチを届かせることができないからです。
大切なのは打法と距離が合致していることです。

閑話休題。
アフターではジャブをついて速いパンチを当てています。
距離も取れているし、ディフェンスは落ち着いて慌ただしさがありません。

詳しくはインスタの説明欄をみて欲しいですが、僕が修正したのはパンチの打法だけです。
パンチの打法が改善されると、それに付随して他の問題も解決していきました。

つまり、彼の表層に現れていた「ジャブがない」「空振りが多い」「ディフェンスの落ち着きがない」といった諸問題はその下層にあるパンチの打法が原因となっていたのです。

3週間で上記の問題全てを解決しようとすると大変な作業です。
恐らく頭がごちゃごちゃになってほとんど上手くならないのではないかとも思います。

打法の改善だけなら早ければ1週間あれば改善できます。

前回負けた金城もコツを掴んできました。
ディフェンス、スタミナといった問題を一掃できるかもしれません。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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