「決意しろ」 野木丈司の教え

トレーニングプライベートメンタル

僕が野木さんから教えてもらって、今選手たちに伝えている考え方があります。

今回は勝負と練習における心構えについてお話させていただきます。

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決意しろ

野木トレは過酷です。
だから選手達は無意識の内に楽をするための戦略を考えています。
例えば、「序盤はペースを落として、終盤スピードを上げよう」とか「5本目にみんなが疲れた頃にペースを上げよう」とかです。
僕がそうだったので間違いないはず。

確かに序盤に緩いペースで走ったり、みんなが疲れた頃に走るのは楽です。
最後に追い上げていくのでまるでスタミナがあり、よく走る選手であると自分自信錯覚してしまいます。

恐ろしいことはこれら楽をしようとする発想は意識的にではなく、無意識に湧いてくるものだということです。気がついたら無意識の考えだした戦略を採用しています。

でも本来練習を楽にこなす戦略なんて必要ないんです。
階段の競争で勝ったような錯覚も必要ないんです。

野木さんの「決意しろ」とは、最初から全力疾走し疲労困憊する決意をしろ、序盤に体力を温存するような戦略を捨てろという意味です。

僕は平仲の選手を走らせる前にはこう伝えます。
「序盤の全力疾走で困憊して潰れる決意をしろ」、「おじいちゃんのウォーキングになってからが本当の勝負だ」と。

コースの半分で疲労困憊して、なんならぶっ倒れても僕は別にいいんです。
むしろ褒めます。

走る前から手を抜こうという発想を捨ててほしいんです。

それには相当な勇気がいります。しかし、その勇気こそが試合で必要なものです。

僕は階段ではボクシングキャリアの後半でようやく、序盤から常に先頭集団を走る決意ができるようになりました。
序盤から後方集団に甘んじている選手集団と序盤から先頭集団を走る決意をしている選手集団とでは身に付くスタミナのレベルが異なりました。
途中で潰れようとも一本目から全力疾走できる選手は気がつけば先頭集団を走れるようになっています。
気持ちの持ち方だけで同じ練習をしていても成果が段違いなんです。

だからこそ僕は序盤で困憊して潰れる決意をしろと伝えています。
ハードトレーニングはフィジカルだけでなくメンタルのトレーニングでもあります。

試合でも「勝てればいいな」と願望を持つ選手と絶対に「勝つ」と決意できる選手がいます。
同じ実力なら間違いなく後者が勝ちます。
時に実力差をひっくり返すのも後者です。

僕は勝てればいいなという発想に縛られ続けました。
絶対に勝つのだという決意ができなかったんです。

でも野木トレでコツコツ成功体験を重ねると変わってきました。
自然と決意できるようになったんです。

沖縄の選手達は素直です。
やれと言われれば疑いを持たずやってしまう、いい意味でバカです。
でも欲がありません。
「A級ボクサーになれたらいいな」程度の願望しかもっていません。
平仲会長もそう言います。

もし彼らに心の底から「世界チャンピオンになる」と決意させることができれば、世界王者を量産できると僕は信じています。

野木さんから教えてもらった「決意する」という一言に詰まった神髄を、彼らに伝えることが僕の使命です。

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この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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