【伸張性収縮】意識的な運動と力み【短縮性収縮】

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よもやま話 トレーニング

意識的な運動を繰り返すと力む。

今回お話することは僕の持論であり証明する根拠はありません。
しかし、僕の経験上そうじゃないか?と感じる節が現役時代に多々ありました。
その話も含めてお話します。

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随意運動と短縮性収縮

随意的(具体的な意識)な動きは基本的に短縮性収縮です。
対義的なのは反射などによる運動です。

随意運動を続けるとギクシャクする

随意な筋収縮というのは意識的にこうやって関節を回転させようという意識的な筋肉の収縮のことです。
僕は最初意識的に自分の理論的な運動を試していました。
最初は上手くいくんです。
「おおやっぱり正しかった」
でも、そう思う頃には動きがギクシャクし始めます。

最初は上手くいったのに急に上手くいかなくなるのはどうしてだろうと考えるようになりました。

上手くいかなくなるというのは、具体的にはスムーズさがなくなる。
継ぎ目ないシームレスな運動ができなくなるんです。
これは僕の体感では、勘違いなんかではないんです。
確かに随意的な運動を繰り返すと明らかにキレとしなやかさが失われるんです。

「疲れかな?」とか「考えが間違っていたかな?」と考えてみましたが、そうではなさそうなんです。

そこで僕がたどり着いた結論は以下です。

短縮性収縮の特徴

このグラフの短縮領域を見てください。
短縮性とは意識的に肘関節を曲げるような筋肉の収縮で、伸張性とは腕を伸ばそうとする力に抗って腕を曲げようとするのだけれど、腕が伸ばされてしまうような状況での筋肉の収縮です。

まずは短縮性領域に限って解説します。

短縮性収縮の場合、最大筋力を発揮するまでに時間がかかります。

左側の縦軸の速度を見てさい。
上へ行くほど、つまり収縮の速度が上がるほど横軸の値が大きさが小さくなります。
つまり収縮の速度が速ければ速いほど、収縮力が小さくなってしまうんです。

逆に言えば大きな力を発揮しようとすれば長い時間をかけて収縮させなければならないんです。

次に伸張性領域を見ていきます。
伸張性領域の縦軸のマイナス方向、つまり腕を引っ張る方向の速度が速ければ速いほど横軸の力は横へ伸びていきます。
つまり速く腕を引けば引くほど腕は強く曲がろうとするってことです。

これは人間の防衛本能で、関節を破壊させないための仕組みです。
腕を伸ばそうとする外力が強ければ強いほど、腕を曲げようとする筋収縮は強くなります。

意識的な動作は短縮性収縮です。
具体的な動作で大きな力を発揮しようとすると、力を発揮するのに時間がかかる短縮性収縮の特徴によって力みが持続してしまうんじゃないかと思うんです。

逆に伸張性収縮、引っ張っていた腕を離すと腕は勢いよく曲がりますがその後は一瞬で弛緩します。
力みは感じません。
デコピンもそうですね。

細部を強く意識しない

僕は気がつくのに時間がかかりました。
多分、動作自体を具体的に意識してはいけないんです。
既述のように短縮性領域からのアプローチは力みに繋がると感じるからです。

まずは漠然としたイメージ、「大きな動作」を意識することで不随意に体幹を動かすことを考えました。
大きな動作を意識することで自然に体幹の筋肉を動かすことができます。
必然的に上半身に骨盤が先行するので、骨盤に引き伸ばされた体幹の筋肉が伸張反射による伸張性収縮を起こします。

伸張反射を連鎖させることにより、末端を自然に動かせ、自然で力みのない動作ができる。
そう結論したんです。

それを実現するために必要なのが股関節を主導の動作です。
骨盤の回転が上半身に先行することで自然と末端まで伸張反射が連鎖します。

詳しくは以下を見てください。

身体を大きく使う

練習では身体を大きく使う意識をしました。
細部を気にするのではなく、大きく身体を使って自然と末端を動かす。
子供が生まれるというのもあって学んでいた人間の学習機能に関する内容が生きました。

人間本来の学習機能を働かせて、動作学習自体はその本能に全てを任せる。

ただこれは実践中の段階で目がおかしくなってしまったので、続けることができませんでした。

以下僕が学習中に考えた人間の学習機能についてです。

赤ちゃんは一切の知識がない状態でです。
身体の細部の動きなんて意識しません。
それでも歩行などの難しい動作を覚えます。
何となく上手くいく動作(気持ちのいい動作)と上手くいかない動作(気持ちの悪い動作)が脳により自動的に取捨選択されているんだと思います。

細部を意識せず全身を使って動いて、気持ちい感覚に集中する。
サンドバッグを強く打てた時の気持ちいい感覚です。
それに集中していれば自然と効率的な動きになっていくんじゃないかと考えています。

作り上げるというか、ある手法に従えば「自然と出来上がっていく」と表現すると分かりやすいかもしれません。

まずは全身を使う、どんな感覚が起こっているのかだけを観察する。
細部を「あーだこーだ」と考えて自分をコントロールしようとしない。
それができたら後は脳の自動学習機能に任せれば、勝手に上手くなっていく。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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