【ドーピング】50年後のプロボクシング【PED】

よもやま話
よもやま話

アルバレス選手とサンダース選手の試合が決まっているみたいです。
このツイートは冗談みたいに言っていますが。
そもそもね、ドーピングして殴り合いをするって。

いつの週刊少年チャンピオンだよ。

歯止めかけないといつか誰かが死ぬぞ。

最近はボクシングの頂点のドーピングスキャンダルでネタ化してますけどボクシングのドーピングって危険すぎて笑えませんよね。

怪我をした僕が言うので少しは説得力があるかもしれません。
ボクサーの拳は凶器です。
ただでさえ人が死ぬ競技です。
ドーピングはあぶねぇって。
誰か死ぬ前に規制しなきゃさ、ボクシング終る。

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ドーピングについて勉強

サンダースのオキシロフリン

サンダース選手から検出されたのはオキシロフリンという科学物質です。
元々はダイエットサプリメントにもこっそり混入されていたとかで有名アスリートの使用発覚が多く、悪名高いオキシロフリン
英語ですがWikipediaに詳しく書いてあります。
交感神経を刺激し脂肪燃焼を促す効果があるみたいです。
陸上だと元世界記録保持者のアサファ・パウウェル氏やアメリカのトップスプリンタータイソン・ゲイ氏がこのドーピングで引っかかっています。
検索してみるとボディービルディングや格闘技といった体重制限のある競技で使用されることが多いとありました。
血圧をあげる薬として認可している国もることやサプリメント企業が意図的(違法に)に混入させていることも多く、それが言い訳に使われることが多いみたいですね。

カネロのクレンブテロール

アルバレス選手の使用したクレンブテロールは筋肉増強剤(アナボリックステロイド)として利用される科学物質です。
1980年代から90年代までは人体への影響も考慮してアメリカやヨーロッパで禁止する動きが広がり食肉豚、牛への投与は基本的には禁止されています。
残念ながら中国メキシコではクレンブテロールの投与がこっそり行われているようなので、抜き打ちでドーピング検査のあるトップアスリートは中国牛やメキシコ牛は基本的には口にしません。
クレンブテロール(Wiki)

筋肉増強剤系の作用は筋肉を大きくするだけではありません。
めちゃくちゃな力を発揮する高い強度のトレーニングに耐えられるので、運動神経系が活性化され、ステロイドの投与を辞めた後でも効果が残り続けます。

練習中に向精神薬(ハイになるやつ)を同時に服用すると超興奮状態でトレーニングを行えるので、疲れ知らずで火事場の馬鹿力を発揮し続けることができるんだとか。
トレーニングが終ったあとの疲労はトンデモなさそうですが、常人ではたどり着けない境地まで辿り着けます。

ところで、ドーピングはアニメとかであるような投与した瞬間にいきなりモリモリに効果を発揮できるわけではありません。
※向精神薬はその限りじゃないかもしれませんが。
ドーピングによって大きな負担に身体が耐えられたりトレーニング後の回復力能力(タンパク質の同化作用)を向上させられたりするので、常人では到達できない強度のトレーニングをこなせるんです。
なので、ドーピングの効果を高めるためには強靭なメンタルが必要になります。
とはいえ、薬でメンタル面も強化している可能性は否定できませんが。

話を戻します。
ドーピングにより男性で最大で40%近い筋力の向上、女性はさらなる向上が報告されています。

40%の筋力増加…ヤバい、ヤバすぎます。
もうここまでくると動物ですね。

バッティングの飛距離が常に+40%だと大雑把に仮定すると、ミートすればホームランどころの騒ぎではありませんね。
ピッチャーの球速が40%増加したら視認そのものが難しいのではないでしょうか。
間違いなく奪・見逃し三振を連発します。
100m走なら競争犬並みの速さに。
ボルトが余裕で置き去りです。

ボクシングなら二回りは大きかろうと思われる選手の上腕二頭筋くらいなら断裂させられますね。

子供の頃は「何故スポーツにそこまで命をかけられるのか?」とか「プライドはねーのか、だせー」と思っていましたが、社会人になって分かるようになってきました。

もしも、1年後のレースに勝って生活に一生困らない富と名誉がもらえるとしたら。
その富と名誉で家族まで救えるとしたら。
副作用で寿命が削られますが、それでもやりますよね。
日本みたいにその競技が好きでやってるだけじゃなく、自分と家族の生活を賭けてます。
貧しい環境からその競技だけで這い上がってきた選手は、それしかない。
だからオリンピックに負けて再び地べたを這いずり回るような生活をするくらいなら多少の健康被害なんか、一切顧みません。

アルバレス選手くらい稼いでもそうです。
今の生活水準は落とせない、所得税も固定資産税も払わなきゃいけない。
サイドビジネスも回さなきゃいけない。
金持ち故に金がかかる。

ドーピングをするアスリートが後を絶たない理由というか、そもそもある程度のレベルまで上がったらやらない方がどうかしていると思えるほどドーピングの恩恵は大きいと思います。

『動物対人』 後はどうなるか分かるよね

陸上競技みたいなコンタクトのないスポーツはドーピングがバレなかった選手が大金を得られるだけなので、まだいいです。
個人が批判されて終わり。
柔道やレスリング、特に殴り合いをする格闘技なんかではそうはいきません。

40%の筋力増加なんてしたら半分動物なんですよ。
同じくらいの体格の動物に走り勝てる人類いますか?
同じ体格の動物と闘争して勝てる人類いますか?

チンパンジーと同じ体重の人を同じ檻に入れたらどうなるか。
一方的に虐殺されるだけで勝負にならない。
残酷なだけで何も面白くない。

もしも、試合の死亡事故の後で、勝者のドーピングが発覚したら。

もう大問題ですよ。
衆人環視の殺人事件ですからね。

ボクシングファンは試合後のドーピングの発覚とか慣れてるんで「またかよ」くらいかもしれませんが、普通のスポーツファンやスポーツを知らない層ってめちゃくちゃドーピングを嫌悪します。
袋叩きにされると思います。

ただ現状はPEDユーザーがしれっと復帰して大金稼いでますからね。
アルバレス選手が人を殴り殺したとしてもただの事故で済まされそうな気がします。
人の命より紙幣と硬貨の方が価値のあるプロスポーツです。

ちなみに陸上のガトリン選手はドーピングの禊を済ませるのに8年かかってます。
アスリートの8年ってほぼアスリートとしての死を意味しますよ。
ガトリン選手は8年の謹慎の後2019年36歳で結果を出せています。
8年間は厳しい監視にさらされていたようなので、再びドーピングに手を染めた可能性は低いかもしれません。
でも20代で全盛期を迎えるのが普通といえる陸上短距離の選手寿命は短いです。
ガトリン選手が30代後半で結果を出せているのは若い頃のドーピングにより能力を拡張できたからかもしれないんです。
今は潔白だと言われても一度ドーピングに手を染めた身体だからだと思いたくなるんです。

ボクシングは人が死んだらなんて言うの?

僕は時々思うんです。
もしもPEDユーザーが人殺しをしたら業界はどう言い訳するのだろうと。

海外で戦った日本人が試合中の事故で死んだ後でドーピングが発覚したら日本のボクシングはどうなるだろうと。

今、現実的にボクシングの終わりを予想するならオリンピックやプロボクシングの事故が起きた時です。
もしドーピング陽性が出たら、元PEDユーザーだったら。

どうなるんですかね。

井上尚弥に勝って財産を家族に残せるなら何でもやる。

10年後のボクシング

PEDを使用できる経済力のある選手はヘビーユーザー化。
トップレベルは打たれ強さ、パワーともに信じられないレベルに到達。

超人の殴り合いにファンが湧く。

30年後のボクシング

PEDが普通に使用される。

アナボリック系により限界を超えた人間同士の殴り合い。
交通事故並みのダメージを受けても向精神薬により試合中は倒れない。
しかし、試合後に死亡する事例が多発。

ハードコアボクシングファンが薬の知識をつけ、「どの薬の組み合わせが最強か?」の議論が起こる。

50年後のボクシング

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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