カネロ・アルバレス

戦略

大腰筋ディフェンス&カウンター

大腰筋パンチ カネロのカウンターが下の図ようになっているのは、大腰筋が強く収縮するからだと考えられます。同じような動作を習得する為には大腰筋を鍛える必要があります。本質からそれてしまえば、形は似ていても非なるものです。 大腰筋が収縮しないと...
戦略

システマチックなボクシングを考える

カネロのボクシングシステムが分かりやすいようにまとめました。 何度も解説しているので、詳解はしません。 1.左脇腹収縮攻撃ポジション 2.右脇腹収縮防御ポジション カネロは1と2を入れ替えながら相手に迫ります。1は、頭は相手に近いですが腰が...
よもやま話

振り子歩き

振り子歩き この所は長岡に振り子歩きの練習をさせています。 振り子歩き 見れば分かると思いますし、散々言及しているので詳細は省きます。 分かりやすい利点だけ。 1.奥脚に乗り込むことで、相手から頭を遠ざけてディフェンスの距離が保てる 2.股...
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技術

ボディーブロー

パラエストラ天満にて。 継続して参加してくれる方は、簡単な説明だけですぐに理解し、実践できるようになっていることを感じます。認識(≒世界観)が共有され始めています。 ボディーフック(アッパーカット)の要点 1.脇腹を潰して頭を横へずらす(肋...
技術

大腰筋カウンターと自己強化の起点と個性

大腰筋の収縮によるヘッドスリップ。 因果関係としては、 頭の運動→胸椎の側屈回旋 と予想します。 胸椎の側屈回旋→頭の運動 ではないということ。 頭の運動に連動して起こっている、と考えたほうが一般的な運動の感覚と整合するからです。 世界レベ...
技術

フックが生み出す勝ちのフィードバックループ

フックぶん回すのカッコいいですよね。良い教材を見つけました。元世界王者のオスカー・バルデス。上下にフックを振り回します。 フックの生み出すフィードバックループ フックのお手本 この動画を見てもらえれば分かりますが、ほとんどは側頭部ではなく顔...
運動理論

骨格へ力を通して身体能力を上げる

抽象的なタイトルで少し分かりにくいかもしれません。最近裏付けができるようになってきた僕の主観的な感覚の話。本質的な話だと思います。 力の通り道 「ゲンコツロック」にも繋がっていきます。 脛骨 脛骨に関してはパワーポジションで紹介しているので...
技術

二軸、手打ちに必要なアバラを潰す技術について

以下の記事で紹介しています。股関節に体重を乗せて脇腹がギュっと潰す技術。と言っても長岡に指摘されるまで意識してすらしていなかったので、技術と呼んでいいのか微妙な所ですが。一流選手はほとんど当たり前にやっていることですが、日本のジムのプロボク...
技術

前重心と後ろ重心の違いついて考える その2

以下の記事の続きで所謂後ろ重心について考えてみます。前回も書いていますが、使いたくない程度にはこの表現嫌いなんですよね。行ったり来たりするのが普通なので、後ろ重心とか前重心って括るのに違和感。それに上手い選手は前傾しても重心は残ります。下手...
運動理論

ベテルビエフの強さに迫る! 反発の強い姿勢

あの強さ手に入れたいですよね。男なら。小細工なしの正面突破。 メイウェザーは巧い。だけど何か違う。だって、メイウェザーはボクシングというゲームを攻略しただけで、殴り合いって原始的なボクシングの理念から遠ざかっている気がするから。 一緒にベテ...
運動理論

二軸の加速 その3 二軸と一軸のスコープと肩甲骨の動きの違い

以下の記事の続きです。 何故二軸のスコープが必要なのか。何故二軸のスコープだけで体が加速させられるのかを解説します。 二軸の世界観 二軸の軌道 ハードパンチャーが相手を肩の外側で殴っている事実とそれが身体能力を高める理屈は説明しました。 今...
戦略

危険を冒すことで凶悪化したドネアの戦略

戦術の相乗効果 ドネアファンはご存知と思いますが、ドネアはスタイル(戦略)を変えました。全盛期と言われた頃は足を使って敏捷に動き回ってカウンターを奪うロイジョーンズのような躍動感のあるスタイルだったので今のように打たれるってことはほとんどあ...