技術

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見えないパンチその三

リズムの変化 ヒトは無意識に規則やリズムを覚えます。 前から向かってくる車の面積は速度に比例して大きくなります。 その変化の規則性を基に歩行者は車の未来の位置をなんとなく予測し、危険に巻き込まれる確率を減らしています。 会話中もリズムや単語...
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見えないパンチ その二

股関節主導の踏み込み 上の記事の内容が前提になります。 ボクサーはそれまでの文脈から相手の次の動き予測しています。 相手のパンチや踏み込みの反動動作は、ボクサーが相手のパンチを予測する為の重要な手がかりになると考えられます。 極端に言えば、...
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見えないパンチ

「見えない」とは ヒトの生理的な反応速度を基に考えるなら、パンチが動き出すのを見てからではそれを躱すことはできますん。 よってボクサーは相手のパンチの反動動作やそれまでの場面の展開、相手の表情や目線などを総合した「雰囲気」を基に相手の次の動...
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技術

嫌がるディフェンスの意味

隠れる≒嫌がる 「隠れる(≒嫌がる)ディフェンス」について補足します。 あなたは自転車か自動車の運転しています。 仮に目的地までの道路を初めて通るとしても、天気や明るさ、視野などからその不確実性の大きさをなんとなく予測し、それに対応できるは...
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タイソンの強さを考える

強いから強くなる 下の記事の続き。 タイソンは基本的に同じ動作でディフェンスします。ヘッドスリップもダッキングもスウェイバックもスリッピングアウェイも胸椎(≒頚椎)の側屈回旋の程度の差です。そう仮定します。 この場合はディフェンス観が、それ...
技術

タイソンの合理的なディフェンス

タイソンのディフェンスが胸椎の側屈で完結しているのが分かりますか。 フックから頭を遠ざけて(≒胸椎側屈)でパンチを躱した結果として、それを下へ潜って躱したように見えますが、因果関係としては「下へ潜る⇒下へ潜る」ではなく「パンチから頭を遠ざけ...
戦略

長身との戦い方

カシメロ 常に安全な距離を保ち、攻撃時だけリスクをとる。 仮にカシメロにパンチ力とフルスイングする度胸がなければただの消極的なボクサー。勝てない。 デービス 足を使って動き回り、挑発を繰り返す。相手がムキになって雑に距離を詰めてきたらカウン...
技術

倒れるように踏み込む

母指球をねじ込む 踏み込みの解説。 上に乗せた踏み込みを抽象した図が下。 骨盤を落下させてその力に床を押させます。 必然的に母指球が床へねぎ込まれるような形になり、床反力が脛骨を押します。 この場合は構造的に膝の上下動が起こりにくくなるので...
技術

タイソンのウィービングのやり方

タイソンのウィービングがスリッピングと同型なのは分かりますか。 スリッピング≒ウィービング タイソンはジャブもフックも全て胸椎の側屈で躱しています。 あなたは、ジャブはスリッピング、フックはウィービング、などを別々に練習していませんよね? ...
戦略

アウトボクサーとの戦い方

上の動画は結果論である、と前置きして始めます。 避けて殴る カネロやタイソンが攻撃を成功させるパターンの一つを抽出しました。 リーチで劣る場合は プレッシャーをかける→相手を引きつける→殴る は、成功確率の高い一つの形だと考えられます。 タ...
メンタル

恐怖や不安の殴り方 その三

大腰筋パンチ 今回は技術的な視点から恐怖を考えます。 ワイルダーの大腰筋パンチは頭が横へズレます。動く的を狙うのは、止まった的にそうするよりも困難です。 従って、ワイルダーの打法(≒大腰筋パンチ)は相打ちの確率を下げると考えられます。 あな...
初心者向け

パーリングのやり方 その二

井上尚弥のパーリング ノーマンの動画で説明してるように、前鋸筋が強い場合は、構造的に肩甲骨の外転に伴う上方回旋が起こり、肩鎖関節と胸鎖関節を支点に肘が持ち上げられます。 この場合は下から肩甲骨により腕が支えられるので、僧帽筋などの肩の力が比...