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ボクシングの心理戦

心理戦を構成する要素を考えます。 心理戦≒相手を感じること 頑張れない(恐い)→頑張れる(恐くない)→頑張れる→... の心のリズム。ボクシングの実戦でもそうだし、日常でもそう。 頑張れる時に頑張る。疲れて恐くて頑張れない時は休む。相手が弱...
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リズムを作れ⇒緩急を効かせろ

ヒトは無意識にリズムを覚えて次を予測する。 キャッチボールがなんとなくできてしまうのは、飛んでくるボールの面積の変化(リズム)から、落下位置と時間を逆算して予測しているから。 直球の後の変化球が有効な理由。 デュラン「ポーン...ポーン(遅...
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システマチックなボクシングを考える その四

アントゥアンはエドウィン・バレロと同じ型。サウスポーのこの型は競技力が伸びるほど出現する頻度が高まる。 システム化⇒単純化 単純化⇒失敗確率低下 失敗しない⇒負けない システム化⇒負けない 宇宙の至る所に黄金比などの規則性が現れるのは、自己...
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ピクピクディフェンス≒過程に集中

デービスの動画で説明していること。 ピクピクは「過程」への集中。 過程に集中することで結果が引き寄せられてくる。 「避けよう」「カウンターしよう」は結果への集中。 「パンチを当てよう」 当たるかどうかは、相手とあなたの関係、すなわち、それま...
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クリンチの対応

僕がクリンチを解くのを参考にしたボクサーを共有します。 ハメド しゃがんで相手の腕を潜る+相手の腕を押しのける クリンチを解いたらレフェリーに注意される前に殴る。 芸術的です。 ポイントは、しゃがんで相手の腕を潜るかつ体重をかけること。 ク...
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自然なスイッチスタンス

ハメドの自然なスイッチ 歩く動きの延長線上に自然なスイッチがあると考えられませんか。 さらに言及するなら、「スイッチは変則的」「構えは左右に固定する」「技術は反復で覚える」などの思い込みを排除した、つまり、原始人をタイムマシンで連れてきてリ...
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タイソンのヘッドムーブメントと腰方形筋

タイソンの動きを観察しているとふと、 「大腰筋だけにこの動きを説明させるのは頼りない。停止の角度が浅いし、タイソンの激しさを説明するには細すぎる。加えて、タイソンのスリッピングが後ろに少し仰け反るのを説明できない。」 と直感しました。 それ...
トレーニング

大腰筋パンチ✕腰方形筋パンチ〇

大腰筋パンチの訂正です。動作の訂正ではなく、作用する筋肉の訂正です。 大腰筋は脊椎の安定性に寄与するの完全な誤りではありませんが。 胸椎の側屈を主動するのは腰方形筋です。 以後も名称は大腰筋パンチです。
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投擲パンチの合理性

投擲パンチ カネロ・アルバレス 上の動画のカネロは、仰け反るようにして頭を遠ざけ、かつ左腕を伸ばしています(ジャブ)。 つまり下の画像のような姿勢です。 この形は相手の射程から頭が遠ざけて被弾の確率を下げるディフェンスであると同時に、後述す...
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蟹歩きフットワーク

蟹歩き 蟹はガニ股なので注意が必要※と前置きします。 フットワークのイメージは蟹歩き。 ※股関節内旋内転ロックが必要 蟹歩きは左右足を交互に動かして床スレスレを動く動作なので、床から力を受け続けることができます。 よって上の井上のように反撃...
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「顎を引く」について考える

カネロやGGGのようなディフェンスは井上尚弥もやります。と言うか、一流はやります。 SNSやYouTubeでは時々、いや、むしろ頻繁に、「漫画のような」現実の解釈を目にします。 ボクサー「間に合わない...オデコで受ける...!」 観客(読...
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インサイドの技術

インファイティング インサイドでは掴み合い、押し合いのレスリングが起こります。お行儀よくしているとプロではやられることがあります。 井上尚弥はネリ、アフマダリエフ戦では頭突きや足踏みをされたら、やり返していましたよね。やられたらやり返す。相...