テールリスク(極端な事象の出現)の分布が、通常の正規分布を超えて、ファットテール(裾野が広い)を形成する主因は、構成要素間の「相互依存性」と「自己強化」。
無理ゲー攻略部
認識のカスケード
ある変数の変化は他の変数の確率分布を変化させる。
例えば腸腰筋は
腸腰筋→骨盤前傾→股関節ロック→みぞおちを潰す→肩甲骨ロック→背屈ロック※
という風に、技術発見の確率分布をある方向に偏らせる。
※カスケード連鎖
腸腰筋はボクサーのポテンシャルを変化させる。
アスリートは腸腰筋って船に乗って、不確実性って風を操りながら、可能性の海を泳いでいる。
相互参照
個々の技術は独立しない。互いに参照し合う。
ジャブの効力はロングフックとの相互参照の結果として現れる。
ネットワーク(技術体系)内のノード同士は、互いを参照し合うことで微小な揺らを増幅させる。
カスケード連鎖はその名の通り、一つの要素の変容が隣接する要素の閾値をカスケードのように突破させること。連鎖的に系全体を崩壊(≒成長)させるプロセスの基盤。相転移。
井上尚弥と4回戦ボクサーの絶望的な差は、カスケード的な連鎖が起こっているか否か。
核分裂反応は閾値を超えるまでは静かにしている。しかし、臨界点に達した瞬間に相転移して全く異なる現実を連れてくる。
ボクサーも同じ。
環境と認知の相互参照
ヒトは環境に介入する生き物。
また、環境もヒトの意識に介入する。
環境が観測者の観測結果(認知)を規定し、観測者は環境に介入し、その結果として現れた環境は再び観測者に介入し…と、なってる。
少しのズレが増幅される構造。
失敗や損失に直面した際、自己を保護するために「環境や他人※へ責任転嫁」していないか、あるいは「逃避」をしていないか。
※ジム、トレーナー、親など他人のせいにしたらどうなる?才能がない?その才能は定義できたの?
デッドスパイラル
誤った現実の認識に基づいた行動がさらなる状況の悪化を招く構造がある。
これが一定の閾値を超えると、系全体、すなわち人生が崩壊に向けて自己組織化を始める。
無理ゲーが無理ゲーな理由。ダメだと思うから本当にダメになる。ルールの逆をやりがちなのが人間。

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