指数の法則

暇つぶしに見て
数学的帰納法の雰囲気その三
数学的帰納法 例題)1²+2²+3²+...x²=x(x+1)(2x+1)/6※1 x=1(仮定) (1・2・3)/6=1(代入) 1²=1(代入) 1=1(同値関係) 数学的帰納法の第一段階完了。 次は第二段階。 ※1がx任意のxに成り立...

指数の性質

指数の性質を考えます。

乗法律引用WIIS

実数の定義引用WIIS

[x<0∧0<y⇒0<x・y](仮定)
[0<x∧0<y⇒0<x・y](乗法律)

¬(x<0∧0<y⇒0<x・y)(背理法)
0<x∨y<0⇒x・y<0(ド・モルガンの法則)
0<x∧0<y⇒0<x・y→0<x∨y<0⇒x・y<0(→導入)①

乗法律は「正と負の実数の乗法は負となる」と言い換えられます。

[x](仮定1)
x・1(乗法単位元)
x(1+0)(加法単位元)
x+0x(分配法則)
x=x+0x(同値関係)
x+0=x+0x(加法単位元)
x→x+0=x+0x(→導入)

xに0か0xを足した値はxと同値となります。推移関係よりx=x+0=x+0x。

[x+y=x+z](仮定)
[y](仮定2)
y+0(加法単位元)
y+x+(-x)(加法逆元)
z+x+(-x)(同値変形)
z(加法逆元)
[y=z](同値関係)
x+y=x+z→y=z(→導入)#2
実数は一意的。

#1#2より
0x=0②

①②より、
0<x∧0≠x⇒0<x・x・…x=xⁿ
任意の0<xとなるxのn乗は0<xⁿとなります。つまり、正のべき乗は正。

[0<x-y,0<z](仮定)
0<(x-y)z(①)
0<xz-yz(分配法則)
yz<xz(加法律)
0<y<x,0<z→yz<xz(→導入)…③
正同士の乗法は大小関係を保存する。

[1<x](仮定)
1・x⁻¹<x・x⁻¹(③)
x⁻¹<1(乗法律)
1<x→x⁻¹<1(→導入)…④
1<xならx⁻¹<1
①を踏まえるなら1<xならば0<x⁻¹<1である。

1<x(仮定)
x<x²(③)
1<x→x<x²(右)→導入)…#1

1<x∧1≦n(仮定)
xⁿ<xⁿ⁺¹(③④)
1<x∧1≦n→xⁿ<xⁿ⁺¹
となる。
つまり、底が1より大きいなら、指数nを無限大に大きくすると無限大にxⁿは大きくなる。

[0<x<1](仮定)
0<x・x・x…=xⁿ<xⁿ⁻¹<x・1(③①)
0<x<1→x・x・x…=xⁿ<xⁿ⁻¹<x・1(→導入)
0より大きく1未満の底のべき乗は指数nを大きくするするほど0へ限りなくが、0以下にはならない。

まとめると。
1より大きな底の指数を無限大へ飛ばすと、演算の結果は無限大へ発散する。底が1未満なら0へ収束する。

ド・モルガンの法則の自然演繹
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マイナス×プラス=マイナス
マイナス×プラス=マイナス 0≤x,y⇒-x,-y≤0①と0x=0②との定理を用います。 -1・-1=1の証明。 -1+1=0(加法逆元) -1+-(-1)=0(加法逆元) -(-1)=1(加法一意性)① -a・-b(仮定) -1・-1・a...
マイナス×マイナス=プラス
定義から証明 1+-1=-0(加法逆元) -1+-(-1)=0(加法逆元) -(-1)=1(加法一意性) 加法逆元の逆元は元の元,-1・-1=-(-1)=1① 次は任意の実数におけるマイナス×マイナス。 ∀a,b∈ℝ(-a・-b)(仮定) ...

 

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この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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