男性ホルモン
「所詮はお行儀の良いスポーツ格闘技…」
「まともじゃ王様は務まらねえ…」
あなたが30代の男なら分かってくれるはず。パラダイスキングのかっこよさには憧れましたよね。
今日のパラエストラ天満長濱クラスでは、パラダイスキングを演じる練習をしました。本当に。
パラダイスキングの脱力の利いた身のこなしや態度は一つの見本になると思います。
練習ではパラダイスキングを精神の前面へ押し出します。あなたのパラダイスキングを心の奥底にある狭く暗い部屋から現実へ連れ出します。コツは、それを演じることです。パラダイスキングっぽくシャドー、バッグ打ち、スパーリング。恥ずかしがる必要はありません。人生にはそんな暇はありませんから。キョロキョロと他人の様子を窺っている間に人は死にます。
一人の人間を構成する人格は複数あると感じます。子供の頃は家庭と学校であなたの人格は異なったはずです。また、会社の偉い人と恋人の前でも人格を使い分けるはず。
この記事に対しても、「ああでもない」「こうでもない」「そんな気もする」と、複数の人格が頭の中に現れて意見を述べてあっているずです。
また、あなたは殺人を屁とも思わないサイコ野郎を今が初めてであっても演じられるはずです。
分離された複数の人格を使い分けるのは、他人の気持ちに共感し意思疎通を行う社会性動物であるヒトに与えられた遺伝的な性質なのだと思います。本来は一応は統合されていますが、何かの拍子にその統合が失われて、各々の人格が好き勝手し始めることもある。それが分裂症や幻覚。
集団やSNSなど、肉体感覚が空気などの匿名性に埋没して失われると人格が分離されて暴走してしまう人もいます。家の外では優しいのに家の中では暴力的になる人も。激昂したかと思えば急に優しくなったり。同じ人なんだけど、中身は完全に別人。
人格の分裂は程度の差はあれど、誰にでも見られる普遍的な性質だと思います。
頭の中にある概念を知覚する能力もこの範囲じゃないかなと。岡潔の言う情緒もそう。
まとめると。
時と場合に応じてパラダイスキングを呼び出せるように練習して。
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