長濱式のフック

技術選手分析
大腰筋二軸パンチ
パラエストラ天満長濱クラス
大腰筋二軸パンチ
パラエストラ天満長濱クラス

パラエストラ天満での指導の雰囲気です。

自然体となり、「こうしよう」が頭に顕在化しないように、細かいことは省略し、技術の大枠だけを伝えています。

握り

ポイントは握りとパンチの軌道です。
人差し指と親指を中心に握ると意識せずともナックル(≒人差し指のゲンコツ)を当てられます。逆に言えば、小指と薬指で握ると意識してもナックルは当てられません。後は背屈ロック。

僕の予想では、握りに導かれて、スイングには下のような差が現れます。
人差し指で握る⇒拳が横になりナックルが当たる
小指で握る⇒拳が縦になり手の腹が当たる

握りは腕の重心に影響し、それは前鋸筋の作用に影響しますから、様々なスポーツに共通する重要な要素と考えます。

握りが良い→体が強い
が真なら
体が弱い→握りが悪い
対偶も真となります。
この命題が真だと仮定するなら、体の弱さが握りの悪さを導いているとも言え、僕の指導の経験的統計とも整合するように感じます。

この視点から考えるなら、握りの文化的な違いは、すなわち人種差が導く生来的な前鋸筋小胸筋の強さの差は、日本の肘(≒上腕二頭筋)で支える箸の文化と欧米のナイフとフォークを押し付ける文化を導いていると推理できます。体の構造に合わない文化は廃れますから。

「構造が文化(≒技術)を導く」と、ここまでを抽象した推理が妥当だと仮定するなら、握りの改善には、前鋸筋と小胸筋の強さも影響してくると結論できます。すなわち筋トレが必要です。

パンチ強化長濱式懸垂

スイング

次にスイングです。
上腕三頭筋の収縮に合わせます。大半はフックで上腕二頭筋を収縮させて引っ掻くような、つまり、僕の定義するパンチとは逆に作用を持つパンチを打ちます。
これは、上の食文化を導く構造が導く、必然的動作だと考えます。

あなたを中心に、北を向いて北北西か北北東に拳を投げるようなイメージです。

ロングフックが打てると、ストレートを織り交ぜた駆け引きが起こります。すなわち、ロングフックが打てない場合はチェスゲームが理解できず、我慢比べになる傾向が高まると考えます。

大腰筋

最後に大腰筋。

これは個人差を感じます。強く脇腹を潰せる人とそうでない人。

パンチの打点の高さや距離を調節し、自然な二軸で腕を肩甲骨平面内で加速させる為に重要な筋力です。

長濱式大腰筋トレ
骨盤前傾や二軸、アッパーカットの為に大腰筋強化は必用。二軸と大腰筋
ロナルド・ライトのハイガード
ライトの手首が背屈されているのが分かりやすいと思います。 考えられる利点は 1.背屈による構造的回転力が肘を締めさせて小胸筋前鋸筋の筋肉を高める 2.テノデーシスアクションによる肘のロック 背屈ロックはカネロが典型ですが、傾向としてはまあま...
拳の握り方 その3
握り方その3。 拳の握り方 筋肉の緊張の違い こうやって握ると。 黒で塗りつぶした場所に質量が集まってきます。 これは実際に握って見てほしいのですが、小指薬指で握ると赤く塗りつした辺りが緊張するはずです。 腕をスイングすると左のようになるの...

お問い合わせはこちら

パーソナルトレーニングやグループトレーニング、セミナーや取材、YouTubeコラボなどのご依頼はこちらからよろしくお願いします。

トレーニングの依頼などはこちらから

長濱陸Tシャツ

お求めはこちらから

スポンサーリンク
Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

股関節おじさんをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
股関節おじさんをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました