拳の握り方 その3

運動理論

握り方その3。

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拳の握り方

筋肉の緊張の違い

こうやって握ると。

黒で塗りつぶした場所に質量が集まってきます。

これは実際に握って見てほしいのですが、小指薬指で握ると赤く塗りつした辺りが緊張するはずです。

腕をスイングすると左のようになるのが分かるでしょうか。

親指側は筋肉が緩んでいるので腕を開こうとしますが、小指側は筋肉が収縮しているので腕を閉じようとします。

つまり、腕の小指側で体幹の運動量を受け取るような形になり、赤色のラインで支えらえながら腕は加速していきます。

小指側で腕を支えて(引っ張って)加速させるので、肘が押されてるような左のフォームになります。

大胸筋、三角筋、肘の靭帯で腕を加速させるような形。

構造的に弱いのが直観的に分かるはずです。

加速時にかかる腕の回転力です。

親指側が背中側へ回転するので、肩甲骨が背骨側へ寄せられて内転します。

つまり質量は背中側へ、足の外側を踏む形に。

こうやって握ると。

こんな感じで質量が集まってきます。

緊張の仕方はこうなります。
小指側は弛緩し親指側は緊張。さっきと逆ですね。

この状態なら体幹の運動量は親指側を伝います。

こんなフォームになります。

前鋸筋、小胸筋、骨格を通して腕を加速させるような形。

先ほどのヘイニーより構造的に強いことが分かりますかね。

腕の加速時にかかる腕の回転力です。

親指側が下方向に巻き込まれて肩甲骨が外転。

質量は内側へ。
つまり足の内側を踏む形に。

4スタンスの回転力の説明になるんじゃないかって思いますね。

軸の正体シリーズ⑤:力学的特性

結論としては、「握り方」が前腕と上腕の緊張する部位が変化させ、それが全身の質量の移動を規定する、だから個人の体にかかる回転力が変化する。
長濱説です。

ちなみにこの話もフローです。
朝起きたら思いつきました。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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