村田選手の試合後のインタビューが掲載されています。
怖いのは怖い。
ボクシングを始めると最初にぶち当たる壁だと思います。
自分自身の弱さを認められるかどうか。
この壁にぶつかっていることを認められないと、そしてこの壁を越えられないと試合では勝てません。
弱さを認める
「自分自身の弱さを認める」とは自分を客観視できるか?に直結しています。
自分の弱さを認められない悪い癖は本番で足を引っ張ってきます。
例えばパンチは当たるのに手を出せないといった状況。
当たっているから前向きにパンチを出せばいいんです。
でも自分が相手を恐れてそれができなくなっていることを認めないと、それができなくなるんです。
本番で認めるという意味ではなく、試合後何故手数が出せなかったのか反省する時に。
相手を恐れたからであり、その短期的な発想が勝負を放棄させたとの因果関係が見出せません。
他の要因に原因を求め、場合によってはコーナーの指示が悪かった、練習環境が悪かったと結論します。
様々な要因を客観的に分析して、それでもなお環境を変えるべきだと結論したのなら、それは正しいと思います。
しかし、個人的な経験的統計にはなりますが、ほとんどの場合は自分の弱さから目を背けたい一心で責任を他に擦り付けていることが多いです。
僕はそうです。自分の誤り、弱さを認めたくないから他に原因を求めます。後々、問題が山積みされた後で気が付かされます。
因果関係を見誤っていたと。
自分の弱さを認められないのはかっこ悪く感じるし、本能的に自分以外の原因を求めるのが人間なので当たり前のことです。
だけどそれができると、足枷が外れたことで大きな推進力を得ることができます。
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