僕がクリンチを解くのを参考にしたボクサーを共有します。
ハメド
しゃがんで相手の腕を潜る+相手の腕を押しのける
クリンチを解いたらレフェリーに注意される前に殴る。

芸術的です。
ポイントは、しゃがんで相手の腕を潜るかつ体重をかけること。
クリンチ解きに限らず、相手にのしかかるなど体重を生かすのは大切な”感覚”です。
「(のしかかれる!)「」
と直感できる感覚が大切。
後述するように、ロマチェンコはのしかかり、体当りは当たり前にやります。
しゃがんで腕に体重をかけられると、腕力では支えられません。
すなわち、クリンチしていられません。
カネロ
しゃがんで相手の腕を潜る。
ハメドと同様。

クリンチを解いた動きがそのまま相手の背後をとる動き。
一つの動きに二つの意味があるのは見ていて気持ちが良い。
二軸や股関節ロック、肩甲骨平面が腸腰筋に吸収されてしまう気持ちよさ、ドミノ倒しや詰将棋、数学の証明の快感(に似てます。

ロマチェンコ

ロマのレスリングテクニックはとても分かりやすい。腕や手で掴んで振り回したり、のしかかったたり、体当りしたり。
画面越しには伝わりにくいですが、この手の技を多用するボクサーを相手にすると混乱させられます。

上手いボクサーと戦うと「何が起こった?何された?」が頻発します。
スパーリングの後で
「確かこんな感じだったわ。くそ」
はありえますが、最中は冷静に考える間が作れないので混乱します。
メイウェザーとロマは正にそんなタイプに見えます。

「何された?」が止まらなくなるタイプ。
後で振り返れば明白なんですが、最中は何故殴られているのか分からないことがあります。
練習

クリンチを解く方法は何でも良い。
大切なのは、相手を自由にさせないこと。そして、「これで回避できんじゃね?」という遊び心(≒閃き)を大切にすること。失敗してもいいから試してみること。
「こいつ、何かトリックを使ってくる(」使おうとしてくる)」
と相手に思わせることが大切です。
あなたの遊び心を生かすには、ルールと現実の区別も大切です。

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