クリンチの対応

技術

僕がクリンチを解くのを参考にしたボクサーを共有します。

ハメド

しゃがんで相手の腕を潜る+相手の腕を押しのける
クリンチを解いたらレフェリーに注意される前に殴る。

ハメドの仰け反って歩くディフェンス
仰け反りディフェンスのやり方仰け反りほやり方その二

芸術的です。

ポイントは、しゃがんで相手の腕を潜るかつ体重をかけること。

クリンチ解きに限らず、相手にのしかかるなど体重を生かすのは大切な”感覚”です。

「(のしかかれる!)「」
と直感できる感覚が大切。

後述するように、ロマチェンコはのしかかり、体当りは当たり前にやります。

しゃがんで腕に体重をかけられると、腕力では支えられません。

すなわち、クリンチしていられません。

カネロ

しゃがんで相手の腕を潜る。
ハメドと同様。

カネロのクリンチの対応方法
カネロの握り方

クリンチを解いた動きがそのまま相手の背後をとる動き。

一つの動きに二つの意味があるのは見ていて気持ちが良い。

二軸や股関節ロック、肩甲骨平面が腸腰筋に吸収されてしまう気持ちよさ、ドミノ倒しや詰将棋、数学の証明の快感(に似てます。

股関節ロックから二軸、手打ちまで
下はメジャーリーガーの投球です。 肩甲骨平面上を腕が滑走しているのが分かります。 脇腹=大腰筋の収縮で両肩を結ぶ直線が傾いています。ボーっとしていると腕を上から下へ振りおりましているように見えます。 が、実際には腕は肩甲骨平面上を滑走し横向...

ロマチェンコ

ロマチェンコのクリンチの対応
ラフファイトの見本市

ロマのレスリングテクニックはとても分かりやすい。腕や手で掴んで振り回したり、のしかかったたり、体当りしたり。

画面越しには伝わりにくいですが、この手の技を多用するボクサーを相手にすると混乱させられます。

ロマチェンコの体当たり
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上手いボクサーと戦うと「何が起こった?何された?」が頻発します。

スパーリングの後で
「確かこんな感じだったわ。くそ」
はありえますが、最中は冷静に考える間が作れないので混乱します。

メイウェザーとロマは正にそんなタイプに見えます。

メイウェザーの反則テクニック
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「何された?」が止まらなくなるタイプ。

後で振り返れば明白なんですが、最中は何故殴られているのか分からないことがあります。

練習

クリンチ対策
長岡嶺インスタグラム

クリンチを解く方法は何でも良い。

大切なのは、相手を自由にさせないこと。そして、「これで回避できんじゃね?」という遊び心(≒閃き)を大切にすること。失敗してもいいから試してみること。

「こいつ、何かトリックを使ってくる(」使おうとしてくる)」
と相手に思わせることが大切です。

あなたの遊び心を生かすには、ルールと現実の区別も大切です。

ルールブックと現実を分離する
掴んで投げる ロマステップのシステムを眺めてみると、その構成要素はステップだけではないことが分かります。 1.フェイント 2.相手の足を止める 3.パンチしながら近づく 4.掴む まずはロマステップを繰り出す前にフェイントで相手を緊張させ、...

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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