上の動画の要点を補足をします。
好きな場面を抽出
好きなボクサーの好きな技を切り取る。
1.まずは場面を切り取る
あなたが認識可能な単位に切り取ってください。
例)プルカウンター、ショルダーロール、ロマステップ、ワンツーなど
2.その技が起こる”前の要素”を抽出し因果関係を見出す
例)前傾→プルカウンター、軽打→ロマステップ、シャブ→打ち下ろし
3.2の意味を考察
例)相手の選択を限定している、相手の足を止めている、相手のパワーポジションを崩している、つまり対応範囲を限定する手順





場面を構成する要素へ分解
ここで需要なのは「意識的にやる」という部分を可能な限り排除すること。すなわち、必然としてそれが起こるような構成を導くこと。
溝を掘れば水はその形に沿って流れます。変数を全て特定してその値を決定してしまえば未来は予測できます。
意識的な「〇〇しよう」を排除して完全なフロー(自動制御)へ没入することを目指します。
1.上で切り取った場面を構成する要素に分解
例)フィリーシェル→胸椎側屈&膝関節伸展&股関節伸展、ロマステップ→胸椎側屈&股関節開閉&掴み、打ち下ろし→肩甲骨外伝前傾&投擲動作
2.1を導く要素に分解
例)フィリーシェル→腸腰筋、ロマステップ→腸腰筋、打ち下ろし→前鋸筋広背筋小胸筋



技を構成する要素に分解する
上までやれば後は鍛えるだけ。
効率を考えて筋肉や栄養の性質を調べ
骨盤前傾&肩甲骨前傾外転→インナーマッスル→骨格を支える→疲れられない筋肉→遅筋的→高負荷は速筋的な筋肉が動員される→筋肉へ張力をかけながらチューブなどのは低負荷高回数が効率的だろう
などと推論して実践。




トライアル&エラー
以上は前提となる”枠組みそのもの”が間違えている可能性を考慮しながら進行させます。
1.予想
筋肉や物理的な性質から演繹的に起こるであろう結果を予想
例)前鋸筋小胸筋強化→肩甲骨ロック→パンチには内旋力が働く(予想)
腸腰筋内転筋中臀筋→股関節の内転を強調すると反発が強くクイックに動ける(予想)
予想通りなら、その論理は正しい確率が高いと結論し、次にそれを強化する方法を考える。
予想と結果の乖離がある場合は、それらの間に観察される結果の差を埋める説明を考察。忘れていけないのが、予測を導く枠組み自体の正誤の検証も行うこと。これを怠ると手順は正しくとも解は間違えるということが起こります。
このサイクルを回転させながら、観察方法を洗練させて、仮定→検証→仮定のエンジンを高速でぶん回す。
きっと凡人でも天才を追い越せる(願望)。
頑張れプロボクサー。あなたが井上尚弥を超えるボクサーかもよ?


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