スリップカウンターの前提
腸腰筋が太い⇒頚椎側屈≒ヘッドスリップ⇒胸椎側屈⇒ハムケツ伸張+股関節に乗る⇒エネルギー増加⇒即カウンター
上に載せた動画のようなヘッドスリップにより起こると考えられる合理的な連鎖反応。
一方で腸腰筋が弱い場合は非合理な連鎖反応が起こると考えられます。

少しだけ復習。
腸腰筋の収縮を簡略化したのが上。
質量は後述するスリッピングと比較すると股関節へ集められるので、細部を捨像するなら、身体重心は上のようになります。
重力は抽象すると重心に加えられるとみなせます。従って、上の画像の場合はバランスが後述する場合と比較すると安定します。
バランスが安定すると姿勢反射が抑制され運動へのその動員量が増えます。
綱渡りしながら強いパンチが打てないのは、姿勢の制御に大半の筋力が動員されてしまうから。
僕が自ら体のバランスを失わせる「踵を上げる」「膝を曲げる」が論外だと考える一つの説明。
がhttps://riku-nagahama.xyz/2021/12/01/%e3%80%90%e5%a7%bf%e5%8b%a2%e5%8f%8d%e5%b0%84%e3%80%91%e8%87%aa%e5%8b%95%e3%82%b7%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%a0%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e9%87%8d%e5%8a%9b%e3%80%81%e6%85%a3%e6%80%a7%e5%8a%9b%e3%81%ae/
腸腰筋が弱いボクサーが見様見真似で冒頭の動画のようなヘッドスリップを行うと、抽象するなら上の画像のようになる。重力は身体重心重力を押して体を倒そうとする。
姿勢反射はそれを防ごうとして体を力ませる。次の動きに繋がらない。カウンターにならない。
腸腰筋が弱い場合は鏡の前でならロイ・ジョーンズを真似できたとしても、実戦レベルの強度になるとできなくなると考えられます。
それは普通免許程度でカーレースに出場しようとするようなもの。高強度になると、途端にできなくなる、は普遍的に起こります。
「真似できる」と「実戦で起こせる」には、「殴り合いを知っている」と「やったことがある」程度の差があると考えられます。後者は喧嘩では役に立ちません。
鏡の前で真似ただけなのを「できる」などと言う奴はネットでごちゃごちゃ言うアホと同じ。何も理解していない無能。役立たず。そして無能ほど自分の能力を過大評価する。努力しない。

ダニング・クルーガー効果とは、能力の低い人が、自分の能力を過大評価してしまう認知バイアスの一種です。逆に、能力の高い人は、自分の能力を過小評価する傾向があることも示されています。ダニング・クルーガー効果の概
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