

背屈ロック
上に載せたように「背屈で背屈」は誤りで、正確には「母指球を押し込んで背屈」です。
グラブに母指球を押し込んで(手首の回内)背屈を連動させています。
言葉で伝えるのは難しいのですが、感覚的には「母指球をグラブへ押し込む」です。ペンチやノコギリで力を出す時の握り。
背屈で背屈するとコメントのバカが言うように怪我に繋がるかもしれません。

下の蘇炳添、フェデラーの握りです。背屈はあくまでも結果です。フェデラーのように親指と人さし指の付け根でラケットを挟み込むか、蘇炳添のように豆を親指の付け根で潰すような形で握り、自然な範囲で背屈されます。
身近なのはペンチやナイフの握りですが、これすらも生まれつきの体力が差を生むと考えられるので簡単に一般化はできません。元々それができるならグラブの握りもそうなるはずですから。
ところで、バカがやらないのは、「思考」の試行錯誤や「行動」の試行錯誤です。バカほど「無知の知」がなく、全能な気でいます(≒ダニングクルーガー効果)。
バカは立体的な構造のある一面だけを切り取って全てを分かって気になります。
全体の部分を切り取って分かった気になり、複雑な現象を考えるのを止めます。だから間違え続けるのですが、バカはどうやらそれで満足するようです。
バカは「こっちが近道かも知れない」という好奇心を持ちません。また自分が間違える可能性を考慮しません。故に方針転換や意見変更をしません。
そして、残念ながら、バカはバカ故に自分がバカだと自覚しません。つまり、バカは死ぬまでバカです。

裸拳でサンドバッグ打ちが背屈ロックでナックルを当てる練習になります。
グラブが拳と手首を保護してくれないことが、そして、その場合にパンチを強く打てないことが、あなたが普段、どれ程甘やかされているのかを、ひいては、考えることを放棄しているかを教えてくれます。つまり、バカに片足突っ込んでいる。
仮にグラブなしで本気でパンチできないなら、それは脆弱な技術です。パンチ風を装った別の何か。




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