右ストレート
上の動画に一流ボクサーのワンツーの共通点を抽出しました。
要件
1.上腕内旋
2.大腰筋の収縮

胸椎のねじれ

胸椎のねじれ

肩甲骨ロック→上腕内旋→前腕回内が構造的に連動するという話は散々しているので、ここではしません。

利点
1.頭がズレる
2.リーチが伸びる
3.ガードの隙間を通せる
1は説明するまでもないと思います。
2は、大腰筋の収縮に伴う胸椎の回旋が上半身をねじれを起こし、右構えなら右半身分がパンチの射程に組み込まれることを意味しています。
また、以上の要件を満たした場合は肩甲骨平面内での加速と二軸による運動量の交換が起こるので、パンチ力も増します。
相手のガードを殴る不毛に時間を浪費するボクサーは多いですが、3が弱いことが原因だと考えられます。
そのようなボクサー同士の試合においては、所謂ボクシングのスマートさ(チェスゲーム)の要素はどこにも見当たらず我慢大会の様相を呈します。

以上を基に演繹的に推論するなら、一流と三流はパンチの打ち方からボクシングの世界観まで、大きな隔たりがあると考えられます。すなわち、弱者は生来的な性質から始まる自己強化に巻き込まれていると考えられます。
典型は『「反復」すれば上手くなる』。
身の回りですら反例が溢れかえっている誤謬に気が付かないバカは多い。バカが創造した罪に苛まれて免罪符を買うやつもバカ。

また、バカほど「自分は賢い、なんでも知っている」と錯覚して努力を怠ります。結果死ぬまでバカなまま(ダニングクルーガー効果)。
閑話休題。
骨盤前傾(股関節ロック)と肩甲骨ロックは、一流ボクサーと町ボクサーのシャドーボクシングの差を説明してくれます。
また動画のワンツーは所謂コークスクリューパンチです。確かにそれは解剖学的に強いと考えられます。しかし、
ねじる⇒強い
は誤謬であり、
強い⇒ねじられる
が妥当な推論だと考えます。
また、反復練習も同様のことが言えると思います。
反復練習⇒上手い
は誤りで
上手い⇒反復できる
が妥当。
反復練習やハードワークは必要条件であり、十分条件ではない。
上の動画を真似しても常人には、すなわちあなたには、効果は薄いと考えられます。
また、バカほど文字を読むだけで「強くなった」気になって満足します。強くなることに金も時間もかけません。バカは コストもかけず、リスクもとらず成長できると信じています。
僕の統計では八割はそうです。自分で自分の足を引っ張っています。が、残念ながらそれに気が付くことがありません。あなたがその八割てはないと信じるボクサーなら、知った気で終わるのではなく、追求してください。

仮に僕の経験を一般化できるとするなら、肩甲骨ロックと股関節ロックを強化するのが技術習得の近道です。
僕はバカの法則にハマって気がつくのに時間がかかりました。もっと早く辿り着ければもっと可能性に開かれていたと感じます。








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