1.股関節ロック
2.股関節の開閉
3.骨で止める
1股関節は閉めて立ちます。緩いとパワーポジションが崩れてハムケツにエネルギーが貯蔵できない上に骨で床を踏めません。
結果的に膝と足首でピョンピョンする動作になります。
また、膝を曲げて立つと大腿四頭筋に体重が乗り、筋肉に張力が加えられます。この場合は膝を曲げ伸ばしする大腿四頭筋が活性化します。
膝関節を伸ばすと後ろへ体は押されます。
膝関節には体を前へ押す作用はありません。時折膝がパンチ力の主体であるかのような主張をみますが、原理上はありえません。むしろ逆の作用をしてパンチを邪魔します。
2股関節の開閉で動きます。「股関節の開閉」は僕の造語です。伸展内旋内転外旋外転屈曲などは、人が股関節の動きを認識し議論しやすいように全体から部分を切り出した名称であり、それはその真の動きを表していません。
下のカネロや大谷のように股関節の開閉で体を推進します。既述のような膝が活性化される骨格や姿勢である場合は「やるな」と言われてもピョンピョンやりますので、その解決を目指す場合は股関節を鍛えてください。
また、安い自尊心が「俺は大丈夫」とあなたに囁いてくるのは無視してください。錯覚です。このブログに来る時点で 少しもできていません。あなたがプロか、あるいはプロを目指すボクサーであるなら必死に鍛えてください。
3前脚の股関節をロックし、締めたまま接地します。脛骨で反発させ素早く動き切り返します。でないと動きがもたつきます。
以上のように骨で体の勢いを止められた場合は、ブレーキ効果により体幹のエネルギーが腕へ伝達されパンチの勢いが増します。逆も然り。
骨で押して骨で止める。骨で体を動かします。筋肉はその補助。
これも意識的にどうこうするのではなく必要な前提を揃えることに注力してください。非効率です。
※厳密には膝は自然に曲がるし、膝も使われる。ただしそれが体を押して力を生むわけではない。意図的に曲げたり伸ばしたりはおかしい。
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