ジェームズ・トニーのショルダーロール
大腰筋の収縮ポジションの解釈
1.頭を相手から遠くする
2.土台を固め腕のスイングの反作用を効率的に床で反発させられる(パンチの加速力の増加)
これらの利を一度に取り込んでいると考えられます。
だから、ワイルダーもカネロもカシメロも喧嘩殴りなんです。喧嘩殴りは悪ではありません。むしろ、キレイなボクシングだけを肯定することの方が悪です。それは免罪符や念仏の源泉だから。
「ボクシング」というマトリックスが人を盲目にしています。そして、それは恐らくはボクシングだけではなく世界中を覆い尽くしています。
マイク・タイソンのボクシングシステム
ジェームズ・トニーのショルダーロール
トニーは殴りながら右大腰筋の収縮ポジションへ戻ります。そこで相手の攻撃を待機し、無理に打ちにいってバランスを崩した相手にカウンターします。
これは「意図的に狙った」のではなく「大腰筋が太い」ことが起こす論理的必で、トニーはこのシステムを自覚せず使用していると推理します。
それは、僕達が普段、体の使い方の一々を認識していない事実を一般化しています。
1.人は一々の動作を意識的に認識していない
2.トニーもそうしていない
3.引用の場面でもそうしていない
この演繹が妥当であると仮定。また結論の細部を捨像して「カウンターは論理的な必然」と抽象します。
「ボクシング≒殴り合い≒カウンターの応酬」と同値変形できると仮定するなら、カウンター≒ボクシング≒論理的必然と結論できます。
この結論は、ボクシングジムにある技術論を一掃すると僕は感じますがどうですかね。
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