武道と長濱拳法

よもやま話運動理論

仏教と長濱拳法の根底にある思想は同じだろうという話はしました。
縁起、阿頼耶識、因果応報などは人の認識とそれに伴うフローによる自動制御の話だと解釈しています。
長濱拳法は哲学との類似点も非常に多い。孫氏の兵法や宮本武蔵との類似点も多い。世界観や価値観、常識などの人の認識を考えているからだろうと思います。

ところで、SNSで武道と長濱拳法の類似を挙げてほしいとのリクエストがありました。面白そうなのでやってみます。

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三戦立ち

僕は小学生の頃に沖縄の剛柔流空手の道場に通っていました。
その道場で重要視されていたのは「三戦立ち(さんちんだち)」です。
これは僕の言う「骨格立ち」「股関節ロック」だと思われます。
股関節をロックし脊椎が湾曲した立ち方が体の出力を高めることを所謂達人(HSP)は感じ取っていたのだろうと思います。
※HSPは感性が抜群に優れた人≒天才

腸腰筋や股関節筋群の解剖学的な知識は無くとも、達人の繊細な感性(フロー)は正解を引き寄せられるのだと思います。

腹式呼吸=骨盤前傾

腹式呼吸を行う為には骨盤が前傾し内臓が下へ収められる必要があります。
この場合は呼吸で肺が広がる度に腸などの内臓は下腹部へ逃げていかます。呼吸筋の収縮で胸郭が広がらないので肩甲骨は外転を保ちます。

一方で骨盤前傾が後傾し腹式呼吸ができない場合は、肺を広げるには呼吸筋で胸郭を押し広げる必要があります。結果的に肩甲骨が内転します。

試しに胸で呼吸してみください。
所謂深呼吸です。胸郭が広がると同時に肩甲骨が内転するのを感じるはずです。

このことから推論するに、骨盤が後傾している人はパンチを打つ度に息が止まっています。「ぁ゙ぁ゙ぁ゙」という苦しそうな発声。
普段から声が裏返る傾向があるように思います。

一方で骨盤が前傾している場合は呼吸は止まらず吐きながらになりますので、胸に声を響かせるような、猛獣が唸るような発声になります。普段から落ち着いた低い声だと思います。

寸勁≒肩甲骨ロック&手打ち

ブルース・リーの寸勁(ワンインチパンチ)は肩甲骨ロックからの手打ちと解釈できます。ベテルビエフが分かりやすい。

肩甲骨を強くロックできるなら、腕力は骨格を伝い床で反発します。力が逃げないので拳の短い助走でも勢いが大きくなります。
なので、長濱拳法では寸勁以外は厳密にはパンチではありません。パンチに似た何かです。原理が違います。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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