ボクシングに取り入れられそうな孫氏の兵法シリーズの最後です。
思い返して「これはまた違う解釈ができるな」と思ったらまた記事にしますが、一応はこれで最後。
たたまこのブログでは再三話したいること。
戦いは騙し合いだ
算多きは勝ち、算数少なきは敗る
孫氏の兵法
計算の多い方が勝ち、少ない方が負ける。
ボクシング的解釈で話します。
考えるな、感じろ
基本的にスポーツのプレー中は「考えるな、感じろ」です。
試合中にごちゃごちゃ考えると勝てません。僕は経験を踏まえて実戦では練習を忘れて感じるがまま、やりたいようにやるべきだと考えています。
自動システムが体を制御するからです。詳しくはそちらの解説を見て下さい。
では実戦における「算多き」とは何か?
僕がこれをボクシングにこれを落とし込むとするなら、準備段階での計算高さです。
相手の立ち位置、頭やガードの位置などから直感により瞬時に判断を行えるような練習の条件を揃える。それが正しいことをトライアン&エラーで確認しながら修整していく。
それが効果的な練習なら実戦は自動システムが全て行ってくれます。
騙し合いにおいて有利に働くのはスピード。騙されたと思う間もなく攻撃が完結すること。
具体的にはフェイントとディフェンスから攻撃までの間の短さですね。相手がフェイントだと気がついたのは殴られた後。緩急を効かせましょう。
特に純度の高い手打ちは始動が爆速なので騙し合いというゲームにおいた有利に働くはずです。
練習の条件は?
僕は相手を騙す、脅かすことを主眼に置いた練習をしています。
例えば格下相手を選んで、マススパーと言いつつ僕はフェイントだけ。如何に迫真の演技で手を出さずに相手を追い詰められるかを練習したりします。手を出して来ないと相手に認識されたら殴ります。「殴ってくるんのかよ!」と思わせるコミュニケーションです。
手数!手数!
僕は手数を重視する価値観はボクシングのゲーム性を理解しづらいと考えます。
むしろ練習中は如何に手数を減らすかを考えますし、選手には考えさせます。
数撃ちゃ当たるではなく、如何に効率的にヒットを重ねるか?という価値観はボクシングのゲーム性をより理解させてくれます。
手数手数言うのは無責任です。10回出せば当たるだろ?みたいな希望を話しているだけ。負けても手数が少なかっただ他人へ責任転嫁できます。
これに囚われるのは何も考えていない証拠。
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