強い自信と弱い自信

メンタル

今、選手にどうやって主体性を持たせるかで悩んでいます。
自信は自分の世界を生きていく覚悟を決めることで、そのためには自分の世界観を構築しなければなりません。世界観や価値観が無ければ主体的には行動できません。
僕の世界ではなく彼ら自身が信じる世界を彼らの手で作り上げて、その道を進んでほしい。
誰かや何かに、一つの何かに意思決定を依存した主体性のない人間はボクシングに限らず強くはなれないと僕は考えているから。
自信がないと本番で本当の力は発揮できないし、逆境に強くなければ人生を楽しめません。

僕は僕が指導する選手達にはリングの内外でタフであることを求めます。一生を終える時に僕と一緒にボクシングができてよかったって、ボクシングを通して強く楽しく生きられたと感じてほしいのです。
僕自信もリングの内外で圧倒的に頼りになるタフガイでありたい。

というわけで何が自信を形成しているのかってことを考えていきます。

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本当の自信 = プレッシャーを乗り越えた経験

強い自信と弱い自信

「自信を持て!」って言われて、「できればやっとるわ」って思たことありませんか。
僕は頻繫にありました。
自信の定義って曖昧で、だからこそどうやってそれを身につければいいのかが導き出せません。
強い自信を身につけるのって本当に難しいです。
歴史上の偉人はそれを持っているように見えます。だからこそ孤独に耐え、目が眩むような偉業を成し遂げられるのです。僕は彼らの偉業は難しいとしても生き方は真似たいと思っています。

変化を恐れて何かに依存してビクビク生きるのって辛いです。
自分の人生を生きる為にも僕自身も僕が指導する選手達も一刻も早く強い自信を身につければなりません。

経験上、自信には弱い自信と強い自信があります。
「今まででにできたことがあって、その自覚がある」場合は弱い自信。
この場合はやる前から自信満々です。当たり前と言えば当たり前ですね。
既知の環境での自信は皆さんにも身近なものだと思います。
これは量をこなせば身につきます。
しかし、勝負では約に立ちません。

強い自信は未知の領域へ挑戦する時に求められるもので、その時に初めて弱い自信との圧倒的な違いを生みます。
例えば会社員を経て、起業するときとか。
強い自信を持つ人は思いついたなら、それが例え未知のことでもやってのけます。
しかし弱い自信では怖気づいてしまってやりたいことができなくなります。
やらない理由を見つけてきて、行動を先延ばしにすることで自分の心と現実から目を背け続けるのです。僕の経験上、これほど辛いことはありません。

本質的な強い自信を持っている人は、未知の不安や恐怖を楽しみながらそれに対応していきます。
それは未知と遭遇し、死に物狂いで対処てきた経験のなせる業です。

強い自信を身につける

プレッシャーを乗り越え未知の領域で自らの心を解放してきた経験。
具体的には、挑戦の回数とそれに付随するプレッシャーの量が弱い自信のそれとは異なります。
「未知には何度も遭遇してきた、今回も対応できるはずだ」という自覚。
強い自信は「”特定の何か”ができる」ではなく、「”未知”という出来事に対処できる」という心の状態なのです。フロー状態と言い換えられます。

快適な空間を超えて未知を体験する。
これが最高のメンタルトレーニングになるのではないか?って考え始めています。

僕が陸上を含めて未知のことへ挑戦するのは、新たな技術を学びたいって好奇心も理由の一つとしてありますが、快適な環境に慣れてしまわないようにとの意味も込められています。
あえて自分にプレッシャーがかかるようなことを考えて、挑戦し乗り越えるってことを習慣としてやっています。
自覚してやってきたわけではなないのですが、僕が新たなことに挑戦するストレスがあまりないのってこの習慣が関係しているのじゃないかって思うんですよ。
敢えて未知に飛び込んでそのスリル、下腹部がキュッとなる感じを楽しむというか。

関西関東の合宿費用を全て自分で捻出するって行為もある意味では自らにプレッシャーをかける行為です。まだまだプレッシャーが足りませんが、それでも知らない土地で自分で金を稼ぐというのは会社員としてルーティンワークをこなすより遥かにプレッシャーがかかっていますし、それが強い自信を育て人生を豊かにしてくれていると感じています。

あえて自らにプレッシャーをかけるって行為を選手にもさせようかと考えています。
スモールステップとして、彼らが好きなことをSNSで発信することを提案してみるとか。
経験上、これは強い自信に繋がっていきます。
愚痴を垂れ流したり、どうでもいいことを発信するのではなく、自分の経験に基づいた価値観や信念を人前に晒すのってストレスですからね。いいメンタルトレーニングになると思います。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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