パンチで体を持ち上げない

運動理論
運動理論

以下の動画が分かりやすいかと思います。
長岡のbefore&afterです。

詳細に長岡の動きを分析するうちに「パンチで体を持ち上げている」って感じました。
でもそう伝えるだけで終わると変な意識を継ぎはぎしたモザイクざこボクサーになります。
何か体を持ち上げる意識があるのだろうって起点にまで戻って、じゃあ、どんな意識なら体を持ち上げてしまうのか、いくつか要因として考えられるものを挙げて熟考しながら、長岡の動きを照らし合わせてみました。

で、しっくり来たのが「的が内側へ入り過ぎている」ってこと、要するに右を打つ時に標的が左側にいるってことです。
以下の動画で解説しています。
二軸的な選手は身体の中(腹側)で標的を捉えようとします。
しかし、一軸の選手は相手を背中側で捉えようとします。

オーソドックスを例えに挙げると、右の右の軌道に左半身が入ってしまい、邪魔になって放てなくなってしまいます。
なので、無理やり肘や半身を持ち上げて軌道を作ろうとします。

一軸です。

拳が骨盤の回転の内側へ入ってしまうので、その分だけ左半身が邪魔になります。

二軸。
一方で二軸の場合、左半身が引っかからず真っすぐ腕を伸ばせます。

一軸は誰もが窮屈な打法だと思います。
「ボクシングはこうだ」という先入観がなければパンチに熟練する内に自然と殴りやすい外側へ的が動いていくはずですが、「パンチは身体の中心で捉える」という先入観に固執してしまった場合、窮屈さを感じたまま打ち続けるため、やや不自然なフォームになっていきます。

僭越ながら一軸的な右を打つ選手を挙げさせてもらうと、村田諒太選手、チャーロ弟です。
右ひじを無理やり上げて、左半身を迂回させるような軌道を作ります。

右を振る時に右半身、右肘を持ち上げて軌道を作る特徴が出ていると思います。

これらは深めていくとスタンスが原因なのですが、それはまたの機会に解説します。

カネロは脇腹を潰して強い荷重を保ったまま腕を放り投げるのが巧いですね。

群を抜いていると思います。

ほとんど体を持ち上げず骨盤が前方へスライドしているのが分かると思います。

高い打点を殴る時ですら、体は持ち上げません。

思いっきり外側を殴っています。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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コメント

  1. トマト缶 より:

    ストレート打つ時も2軸ですか?
    そうならそのように打つのが分かりやすい選手を教えて欲しいです。

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