パッと思いつく番狂わせ。
格上に勝つにはハッタリを効かせる。
自分の土俵を見つけたらそこに全ての資源を投下して相手を引きずり込む。
その後はハッタリをかまして相手を混乱させる。その巧みさ次第で相手は勝負を降りてくれます。
ルイズはジョシュアの表情からジョシュアの焦りや不安を本能的に見抜いていたのでしょう。
ビボルもカネロの表情から不安を深めていくその弱さを見抜いた。
だからジョシュアは決戦を急いだのでしょうし、カネロは後半勝っている雰囲気だけでアクセルを踏めなかったのでしょう。
初戦の心理戦はドネアの方が上だったと僕は思っています。
やりたいボクシングができていたのはドネアです。
多分、猛烈なプレッシャーをかけ続けられたのは井上選手の表情と態度から弱さを見抜いたから。試合通して表情が強かったのはドネア。
井上選手は第一ラウンドのドネアプレッシャーを感じて表情が強張っていました。
ドネアの眼光と態度から醸し出される雰囲気は向かい合うだけでゾッとするはずで、井上選手がもしドネアとの心理戦を克服できていなければ、ドネアのハッタリに動揺してまたミスをするんじゃないかなあと考えています。
ドネアの心理戦は特に間近2戦は熟練しています。
鉄の顎、強打、経験、技術。
豊富な手札を使ってドネアが仕掛けるのはタフな心理戦。
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