ボクシング成長の秘訣はボクシング教に古くから伝わる教義を無視すること。
”素人”の言うことを聞かぬこと。
制約となる観念
「基本が大切だ!基本基本基本!」
「ガード上げろ!」「顎引け!」「腰を回せ!」「踵を挙げろ!」「膝を曲げろ!」「前重心!」…などなど。
「基本を怠らないことが上達の秘訣だ(キリッ」「ジャブを徹底的に覚えろ!」「ワンツーが基本だ!」
素人が素人をこき下ろして悦に入る。
自分の為だけに指導をしたら終わりです。
見た目だけ取り繕っても意味ないです。
ただギクシャクさせて、ぎこちないボクシングをさせてしまうだけです。
上の教義を一生懸命教えている人達はギクシャクした動きに違和感を覚えないだと思います。
僕は一流選手の動きを研究して言葉で表現できるように努力してきました。
だからおかしな動きは見たら分かる。
上記の教義を守らせるとぎこちなくなる一方。
敢えて何もせず見守る。
おかしな観念に囚われてしまったと感じた時にだけ指摘する。
上記のような教義を教える人達は動作の評価ができないのだと思います。
客観的に動作を評価せず(知識を集めて体系化する努力の放棄)、本質を見ることができないから、教義にすがって面目を保っているのでしょう。ボクシングを何も知らないときつめに換言することができます。
偉そうに聞こえるかもしれません。
だけどあえてボクシングの為に言わせてもらいます。「素人が素人に教えている」これが今のボクシングの惨状です。
以下のリンクは僕が平仲ジムでボクシングを教えて9か月間で感じたこと、僕が現役時代に感じていたことの一端をまとめた記事です。
指導者としての仕事は彼らの成長の制約となる「先入観」を取り除いてあげることだと今のところは結論しています。教義を唱えて可能性を制約することはしてはならないと考えています。
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