後先考えずに走れるか

よもやま話トレーニング

このラントレは前半で10本。
後半は階段や短い坂の全力疾走をこなします。
驚異的な心臓を持っている岩下は全て60秒以内、前半は50秒以内に走れます。

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疲れてから考えろ

自分との勝負です。
「後半戦も考えて前半は温存しよう」って一本目をトコトコ走るか、一本目から先頭を走るか。

なんとなくボクシングをやっている集団内ではトコトコ走ってても運だったり才能だったりで勝ち上がれるかもしれません。
だけど自分が一等賞だと思っている集団では一本目で勝負を捨てるような弱虫は勝ち抜けません。

走りの質が練習の質を変える

選手達はこの練習を行う前日の練習が終わった時点から憂鬱になるようですが、ラントレが過酷だからこそ普段の練習、特にスパーリングは何とも思わなくなりました。
僕がそうでしたが、野木トレの強度に慣れてくるとスパーリングはボクササイズ。
10ラウンドを超えようが屁とも思いませんでした。
15ラウンドでようやく疲れてくるかどうか。

選手達はこの練習を行う前日の練習が終わった後から憂鬱になるようですが、そのストレスに慣れてくるとスパーリング程度の強度ではストレスは感じなくなります。

心肺、ハムケツをいじめ抜く激しいラントレによってストレスへの耐性が高まり、シャドーボクシング、バッグ打ち、ミット打ち、スパーリングなど練習全体の質が激変します。

フィジカル&メンタルトレーニング

オリンピックで優勝する選手は統計的に「妥協なくスタートから全力でいく、疲れたり転んだりしたら俺はそれまでだったってこと。」と半ば諦めながら腹を括ってレースに臨んでいるそうです。

僕は体重100kgあった運動不足のデブだったので女子選手に負けて後方を這いつくばっているのが悔しかった。
今に見ていろと思って走っていました。

走りも研究してどんどん速くなりました。

キャリアの最後の方は人類という種族をぶっちぎるつもりで、どうやって動物並みに走ろうかってことを考えてました。チーター先生と出会って弟子入りしたのはその時期です。
ネコ科の動物と他の四足動物の走りの違いから運動の本質が隠されていました。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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