ジョシュ・ケリーを東洋太平洋王者が分析

選手分析
選手分析

イギリス人のジョシュ・ケリー選手を解説してほしいというリクエストがあったので簡単に分析してみました。
僕と同じ階級の選手です。
戦ってみたいです。

参考にしたのは以下の試合です。

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スピード

第一印象としてはまず『スピードがあるなあ』でした。
ハンドスピードとフットワークのスピードはウェルター級でもトップレベルじゃないですかね。
特に相手の死角へ動くようなフットワークが速いです。

距離を保ちながら様子を窺って、一気に踏み込んでいってラッシュ。
この時のラッシュも速くて、中に入られると巻き込まれてしまいますね。

スタミナ

スタミナもありました。
ず~っと攻め続けるようなゴロフキン選手のようなスタミナではなりませんが、第一ラウンドから割と速いスピードを維持し続けることができます(※自分のペースなら)。

無酸素系で、運動強度高めに見えましたが疲れて動けなくなるラインを見極めていて、貯蔵されたエネルギーを上手く配分していました。

ディフェンス

ガードは低いですが、ヘッドムーブメントとフットワークが速いので危険なヒットを奪われることは上記の試合ではありませんでした。
ド派手な動きなので、ディフェンスだけでも魅せられる選手ですね。
同じイギリスのナジーム・ハメド元王者(よく知らんけど)に似ているなと思いました。

弱点を探す

オリンピック出場の優れた技術とスピードのあるケリー選手の弱点でも探しますか。

ケリー選手のディフェンスを見ていて思ったことがあります。
もし、相手の動きがもっと速かったり、もっと当てるのが上手かったり(コンビネーションが速くて上手いとか打つ気配がない)するとどうなんだろうと。

どうしてかと言うと、少し動作が大袈裟に見えたからです。
僕がディフェンスでは現役最高だと思っているカネロ・アルバレス選手やワシル・ロマチェンコ選手のディフェンスはもっと動きが小さくて隙がありません。
そしてブロッキングも多用します。
世界最高のディフェンスのフロイド・メイウェザー選手は左腕を下げていますが、リスク管理は相当徹底しているように見えます。

そして上記の選手はカウンターがあります。
ケリー選手はディフェンスが上手いけどそれで終わることが多いと感じました。
ガードを下げて相手を誘い出してカウンターを狙うというよりは、相手の隙を突いて踏み込んでいく感じです。
カウンターも上手いですが、カウンターパンチャーという感じはしません。

クロフォード選手に勝つのは難しい気がします。
駆け引きとカウンターの技術で上回られていると思います。

スペンス選手にもパワーで押し切られそうなイメージが湧いてしまいます。

まとめ

チャンピオンには派手な動きの隙を突かれそうな気がする。
細かいコンビネーションならどうだろう。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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