3団体統一戦。
ジョンリエル・カシメロはフィリピンの王者で井上尚弥と同じくライトフライ級から3階級制覇を達成しています。
この試合がどんな展開になりそうか、分析してみたいと思います。
まずは二人の攻撃を見ていきます。
まずカシメロから
カシメロの攻撃
カシメロはは一言で言えば変則のパワー型。
変則とパワーって相性がいいんですよね。
エマニュエル・ナバレッテとか。
意表を突いた瞬間に試合決められますから効率がいい。
でカシメロは変則というほど変則ではないんですが、やり難さが満載です。
まず一つ。
頭から突っ込む
これって有効なんですよ。
僕も困ったらやります。頭ってでかくて存在感ありますから人が無意識に注意を向けてしまうんです。
頭に注意が向いた瞬間にズドン。
しかもカシメロは踏み込むのが速い。
当たれば終わりのカシメロのパンチなので最悪です。
カシメロは面倒なことはしない
カシメロは左の差し合いとかしません。
距離を取って、いきなり踏み込んでズドンです。
左の交換みたいな面倒なことはしません。
基本的に相手のパンチが届かない所にいて、様子を窺っています。
そして、隙を見て一気に上記の方法で飛び込んでくる。
攻略法
時間を作らせない
カシメロは時間を与えると様子を窺って飛び込んできます。
なのでこのタイミングを与えたくない。
井上尚弥選手は強いジャブがあるのでこれはできると思います。
近すぎずでも遠すぎずの距離でジャブを突いてカシメロに時間を与えない。
足を止めない
ゾラニ・テテとの試合でテテが足を止めた瞬間にカシメロは右の強打を決めました。
足で外している間はカシメロはリーチがあるわけではないので届きません。
ただ慌てたりカシメロのフェイントで足が止まると危ない。
テテみたいになってしまいます。
これも井上選手は問題ないと思います。
足の速さもPFPですから。
なので集中しカシメロのフェイントや判断ミスをしなければ問題なく対処できると思います。
カシメロの弱点
カシメロはスタミナがある方ではありません。
後半はパンチの勢いが落ちていきます。
前半は危険極まりないですが、後半は井上選手の試合になると思います。
井上選手はドネア戦で12ラウンドまで集中力を落とさず戦えていました。
この弱点を突けばボディーで最後倒せると思っています。
でもカシメロは怖い
でもカシメロの一発の重さはドネア以上かもしれません。
そしてドネア選手、つまりハードパンチャーと戦った事実は井上選手の潜在意識を変化させます。
無意識にリスクを回避してチャンスを逃したり、カシメロ選手の小さな隙を見逃してしまうかもしれません。
WBSSでパヤノやロドリゲスを倒していたようなパフォーマンスができなくなっているかもしれません。
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