ゲンナディ・ゴロフキン

運動理論

骨格へ力を通して身体能力を上げる

抽象的なタイトルで少し分かりにくいかもしれません。最近裏付けができるようになってきた僕の主観的な感覚の話。本質的な話だと思います。 力の通り道 「ゲンコツロック」にも繋がっていきます。 脛骨 脛骨に関してはパワーポジションで紹介しているので...
運動理論

アスリートの特徴である楕円形の体を考える

GGGのようなトップアスリートの楕円形の体と内旋した腕について考えてみます。 柔らかい脊椎の湾曲が強調されるとGGGのような楕円形の胸郭になるんじゃね?って長濱説です。 分厚い骨格 重力(オレンジ矢印)が湾曲した背骨を押すと、その力は肋骨に...
技術

二軸、手打ちに必要なアバラを潰す技術について

以下の記事で紹介しています。股関節に体重を乗せて脇腹がギュっと潰す技術。と言っても長岡に指摘されるまで意識してすらしていなかったので、技術と呼んでいいのか微妙な所ですが。一流選手はほとんど当たり前にやっていることですが、日本のジムのプロボク...
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運動理論

手打ちver.2.0と身体能力の動物化

手打ちOSのメジャーアップデートが完了し2.0へ移行しました。点で構成されていた長濱説が線で繋がっていくのを感じます。 この投稿をInstagramで見る 陸長濱(@r.npugilist)がシェアした投稿 骨盤の構造と肩甲骨の連動 脱力に...
運動理論

腕のスイングと前鋸筋とゲンコツ【パンチ力強化】

以下の記事の続き。 関西と東京で僕のボクシング教室を受けてもらった方は肩甲骨で腕を持ち上げる方法を思い出してください。 あの方法で構えることで腕のスイングが激変します。カネロ、GGG、モンスター、ベナビデス、ベテルビエフ...など上げればキ...
技術

前重心と後ろ重心の違いついて考える その2

以下の記事の続きで所謂後ろ重心について考えてみます。前回も書いていますが、使いたくない程度にはこの表現嫌いなんですよね。行ったり来たりするのが普通なので、後ろ重心とか前重心って括るのに違和感。それに上手い選手は前傾しても重心は残ります。下手...
技術

前重心と後ろ重心の違いついて考える

デンプシーは、ボクシング史上初めて前傾姿勢の構えで戦ったボクサーとされる。デンプシー以前にもジョン・L・サリバンなど豪腕と謳われたボクサーは存在していたが、彼らは極端に重心を後ろに掛ける構えをしていたため、一撃で試合を終わらせるパンチを持つ...
運動理論

二軸の加速 その3 二軸と一軸のスコープと肩甲骨の動きの違い

以下の記事の続きです。 何故二軸のスコープが必要なのか。何故二軸のスコープだけで体が加速させられるのかを解説します。 二軸の世界観 二軸の軌道 ハードパンチャーが相手を肩の外側で殴っている事実とそれが身体能力を高める理屈は説明しました。 今...
よもやま話

13年間世界戦、敵地で勝ち続ける

日本のジャッジは割と公平なので普段海外ボクシングを見ない方は馴染みがないかもしれませんが、ビバメヒコディシジョンに代表されるように、ボクシングは敵地で勝つのは至難の業です。加えて世界戦で敵地で結果を出し続ける(KOする)なんてのはむちゃぶり...
技術

ハードパンチャーの手首の形は「ゲンコツ」 カネロとロシア式を参考に

ゲンコツパンチは二軸かつ前鋸筋が効きやすく、肩甲骨平面で拳を飛ばせます。肩甲骨で衝撃を支えられ、拳の硬い部分が当たるってことで貫通力が高く殺傷能力が高いのですが、反面軌道が大きくなりやすいので、もっと素早くできないかなあって改良を重ねていま...
技術

二軸と一軸のスコープと踏み込みの違いと「横へ動く」信仰

二つの軸のスコープの違いに起因した踏み込みの違いを見ていき、横へ動く信仰の正体へ迫ります。 表層を捉えるな 股関節を支点とした骨盤の回転、一軸的な打者の射程 股関節二つと肩関節を支点とした二軸てきな 打者の射程 赤いものがスコープ。左が一軸...
技術

二軸打法の射程 二軸打者のスイッチ

二軸打法ではパンチの軸は二つです。右ストレートを例にすると、骨盤を回転させるのは軸脚となる左股関節、そして腕を回転させる肩関節です。 今回はその回転に起因した二軸打法のスコープについて。 二軸と一軸のレンジ 一軸打法でのスコープはこうです。...