カウンター

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メイウェザーの左フックカウンター

上のメイウェザーの左フックは「大腰筋によるパンチの距離と角度の創造」と抽象できます。 この視点であれば下の動画の場面も同じパンチだと認識できます。 ポイントは、「体を起こさずに左の脇腹を収縮させたままで殴る」こと。 大腰筋が弱い場合はパンチ...
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フックカウンター

上の動画にまとめたようなカウンターは左の脇腹の収縮が要求されます。 「左カウンターができる→脇腹の収縮が起こる」の対偶「脇腹の収縮が起こらない→左カウンターできない」が妥当だと仮定するなら、大腰筋の筋トレは、上記のカウンターの習得において、...
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マイキー・ガルシアの攻防一体左フック

上の動画を見てもらえれば分かりやすいと思います。ガルシアのようなカウンターには"脊椎の側屈"が要求されます。 なぜこれを強調しているのかと言えば、ほとんどのボクサーは股関節伸展で脊椎の側屈を代償しているからです。 すなわち、一見すると、ガル...
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リカルド・ロペス分析その六

リカルド・ロペスのディフェンス。 大腰筋や股関節ロックでパンチを説明してきました。 次はディフェンス。 これを導く実体はパンチと同じものだと考えます。 まずは1番目のアッパーカット。 股関節が折り曲げられ、体が畳まれています。 この形の利点...
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股関節ロックとバックステップ

このバックステップは股関節を強く閉じれば自然に起こります。内転筋群の強い収縮によりハムケツが伸張されて活性化するからです。 逆に股関節を強く閉じられない場合は股関節を開く筋力が非活性なので、動かそうにも構造的に動きません。なので、代償として...
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股関節で体重を滑らせる

昨日のパラエストラ天満長濱クラスの参加者がとても納得感があると言っくれた練習です。 フットワークの基礎動作を練習していましたが、僕が思っていたような動作にならず、どうしても慌ただしくピョンピョンと飛び跳ねてしまう方が多かった。 どうしようか...
よもやま話

メキシカンスタイルとボクシングの文化人類学

メキシカンスタイルについて思いを馳せていたら話が脱線していきました。いつものよもやま話です。 文化人類学文化人類学(ぶんかじんるいがく)は、人間の生活様式全体(生活や活動)の具体的なありかたを研究する人類学の一分野である。Wikipedia...
選手分析

ヨルデニス・ウガスの前傾姿勢とディフェンスとカウンター

パッキャオに番狂わせをしたウガス選手のディフェンスとカウンターについてお話ししようと思います。結論から言うと、前傾姿勢を基本とし股関節の可動性を生かしたタイトな守り、打ち合いながらの空間作りとカウンター。身体の使い方で言えば井岡チャンプに似...