選手分析

戦略

ドネアの戦略は一つの完成形

プレッシャーをかけて、相手がたまらず出てきたところをカウンター。合理的でした。 現役だとカネロ・アルバレス選手、ワシル・ロマチェンコ選手がこの戦略を取っていると思います。 アルバレス選手はプレッシャーをかけながらフェイントで相手を下がらせて...
選手分析

跳ねるな、滑れ バックステップについて

YouTubeでドミトリー・ビボル選手について解説してほしいというリクエストがありました。ビボル選手の特徴はスピード、特に前後のステップとハンドスピードですね。 それではビボル選手の動き、今回は特徴でもあるフットワークに注目します。 滑るフ...
戦略

ロマチェンコの戦い方の全体像

最近角海老ジムの高根選手を指導する機会に恵まれました。連敗中ですが根性のある選手なので東京にいる間に少しでも力になってあげたいと思います。 彼はいろいろな選手を参考しています。オリジナルになる前の成長段階です。参考にしている選手を聞いてみる...
運動理論

マイク・タイソンのフィジカル PART 1【ヘッドムーブメント】

この間エキシビションマッチを行ったマイク・タイソン氏(以下タイソン)を考察していきます。多分地球上で最強の50代だと思います。 このシリーズがファイターを目指す方の参考なればと思います。 上の動画で驚いたのはタイソンの体型。臀部の大きさが半...
技術

【振り子】メイウェザーのディフェンス PART2 【歩き】

今回はメイウェザー選手の特徴的なフットワークというかリング上での歩き方についてです。リング上での「倒立振子」のように頭を前後に振るような歩き方、ステップはトップファイター(北米、中南米に多いイメージ)に共通する動きだと思います。 それでは見...
運動理論

【骨格】ゴロフキンの強さに迫る PART 4【制止】

前回からの続きです。骨盤前傾とそれに伴う「骨格立ち」と骨格の構造で立つことによる脱力、それに起因した身体背部の身体を推進し、且つ大きな筋力を発揮できる筋と質量の運動への動員がトップアスリートの動きを抽象化したものであると説明してきましたが、...
運動理論

【トップファイターは】ゲンナディ・ゴロフキンの強さに迫る PART 3【なぜ棒立ちになる?】

今回はゴロフキン選手のジャブを例として下半身の使い方を解説します。かなり前置きが長くなりますが、今回はジャブだけでなくボクシングや運動の本質的な部分を記述していこうと思います。 長くなってしまうので先に結論から言うとゴロフキン選手はハムスト...
運動理論

【腸腰筋】ゲンナディ・ゴロフキンの強さに迫る PART 2 【構造的脱力】

ゴロフキン分析パート2です。前回はジャブが当たる理由とフックが強い理由について分析してみました。 今回はゴロフキン選手の骨格からパンチ力の秘密や下半身がスーパーボールのように跳ねる理由について解説してみます。 「パンチを強く打つためのトレー...
運動理論

マイケル・ジョーダンの跳躍から学ぶ身体操作

僕はボクシングに限らず色んなスポーツをすることと見ることが好きです。時々ボクシングに生かせる発見があります。 僕の父親はバスケットボールの国体出場選手だったので、よくバスケットボールの話をしていました。スポーツの駆け引きについても教えてもら...