運動理論

トレーニング

「立甲」という幻想

バイオメカニクスを無視した身体操作が招く破綻立甲(りっこう)とは、通常は肋骨に張り付いている肩甲骨を、背中側に「立たせた」ように浮き出させる身体操作・コンディショニング方法のことです。古武術の動きから提唱され、スポーツ選手のパフォーマンス向...
技術

「前鋸筋」が泳ぎを作る

【クロールの真実】前鋸筋から始まる「黄金の連鎖」と、弱さが招く「崩壊のドミノ倒し」「頑張って水を掻いているのに進まない」「息継ぎをすると身体が沈む」「肩が痛くなる」……。クロールで直面するこれらの悩みの根本原因は、腕の力不足ではなく、脇の下...
運動理論

バタフライの解剖学的再定義

なぜ「前鋸筋」がすべての動作を解き明かす主要説明変数なのかバタフライのフォーム指導において、長年語られてきたのは「親指から入水する」「手首をやや外側に向ける」「肘を高く保って水を捉える」といった、手足の末端に焦点を当てたアドバイス(ローカル...
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運動理論

【バイオメカニクスで斬る】なぜ4スタンス理論は科学的に破綻しているのか?

「タイプ分け」に潜む認知的錯覚「あなたはつま先・内側重心のA1タイプだから、このフォームが正解です」「かかと重心のB2タイプがAタイプの真似をするとケガをします」ゴルフ、野球、陸上などのスポーツ指導現場で一世を風靡した「4スタンス理論」。自...
運動理論

「イメージ通りに体を操作する」がカルトである説明

「脳のイメージ通りに体を動かす」という言葉は、スポーツ界やフィットネス界で長年ありがたがられてきたキャッチコピーです。一見すると筋が通っているように見えますが、バイオメカニクス(生体力学)や神経科学の観点から紐解くと、この考え方は論理的に破...
技術

スポーツ上達の構造化その二「練習量を極限まで圧縮」

競技が違えば、フォームもルールも使う道具もまったく異なります。しかし、野球のホームランバッター、100mのスプリンター、ゴルフの飛ばし屋、ボクシングのハードパンチャーを観察していると、ある瞬間に「全く同じ動きをしている」と直感することがあり...
技術

クロールの息継ぎ

【水泳指導の闇】「息継ぎのための練習」が、あなたのクロールを永遠に破壊するスイミングスクールで必ず課される「ビート板を持った息継ぎ練習」や「片手プルでの呼吸ドリル」。「息継ぎができないなら、まずは息継ぎの動作だけを切り離して練習しよう」とい...
技術

運動の軸

体幹の剛体化下の蘇炳添とボルトの走りを見てください。脇腹の収縮が起こり、それに伴って頭が左右に振られているのが分かると思います。運動の軸の形成について説明します。接地の直前に腰方形筋と大腰筋を収縮させ(※)、たわみやすい脊椎を骨盤に引きつけ...
技術

体幹が強いと反動動作が小さくなる

自動システム高速で腕を振り回すには大きなエネルギーが必要になります。そして、人体には運動に必要なエネルギーを"自動的に"調達する仕組みがあります。重力による位置エネルギーを調達する為の仕組みとしてサイレントピリオドがあります。スポーツにおけ...
技術

体重移動打法がパンチを崩壊させる理由 その二

その一の知識が前提になります。体幹の圧縮と脚の直列化脚の骨格が直列化した場合は、すなわち腸腰筋などの筋群により股関節が強くロックされる場合は、相対的に柔らかい上半身の脊椎は床反力に押し負けて下半身より先に圧縮されます。また、股関節をロックす...
技術

体重移動打法がパンチを崩壊させる説明

高剛性室伏投法は腕を伸ばして(=慣性モーメントを高めて)物理的、生理的に強打を構成します。柄の長いハンマーを振り回した方が力は出ます。振り回せるだけの力があるなら。彼らが肘を畳まないのは、体幹から強制的にエネルギーを抽出する為です。体幹が弱...
技術

室伏ゴロフキンベテルビエフ その二

大胸筋による上腕トルクの至適角とリリースポイントが何故ずれるのかを考察し、その結論を基に室伏ベテルビエフゴロフキン打法の合理性を解き、その強さの秘密を暴きます。最後まで読む過程で運動やボクシングの技術に関する理解が深まるような構成にしようと...