意識についてまた僕のよもやま話ですわ。
今回は意識が夢の中にある時と現実世界にある時の違いについてです。
主観的な体験
意識とは僕が僕だと感じているもののことで、一般的に顕在意識と呼ばれるものです。
主観である誰かを客観視している奇妙な奴です。
夢の話に戻します。
夢って不思議で、夢の中では何が起こっても夢だとは感じません。
現実ではあり得ないことが起こっていても違和感は働きません。
僕以外の人はどうか分かりませんが僕の場合、夢はストーリーの進行を見ているだけの、ちょうど映画を見ているような感じなんです。
分かりますかね。
僕の顕在意識は夢のストーリーの進行とは完全に切り離されています。
意識的な「こうしたい」みたいな感情って一切ありません。
ただただ傍観しているだけです。
恐怖や悲しみといった感情を漠然と感じるだけ。
それらの感情を掴まえることもせず、目の前で起こる出来事に関して思考を巡らせるようなこともなく、ただただ溢れ出る感情を傍観します。
だから「おかしい」なんて思わないんです。夢の中で起こったことにだけ感情で反応します。
現実だと顕在意識である僕が、溢れ出る感情を実況して因果関係を説明してくれている感じがするんですが、夢の中だとそれがないんですよ。
没頭しているというのが正しいのか、傍観しているというのが正しいのかは分かりませんが、意識的な思考は一切ありません。
でも、だからこそ夢の中こそが「客観性の存在しない完全に主観的な体験」なんじゃないかって思うんです。
現役の頃は寝入る時の感覚と没頭している時の感覚って似ているなって感じることがありました。
集中して没頭すると眠くなったりしませんか?
本を読むことに没頭していると気がつくと寝ているとか、映画に没頭していると眠いなんて思う間もなく寝ているとか。そんな経験てありませんか?
試合中の集中状態も夢心地に近いので、夢を思い出せないみたいな感じで記憶が曖昧になってしまいます。
とにかく、夢を見ている時って顕在意識がどこかに行ってます。
ゾーンてあれじゃないかと思います。ゾーンは自動システムが全て解決してくれる状態です。
夢みたいに全てが自動制御されているのが主観的な体験。
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