エドウィン・バレロのボクシングシステム

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バレロシステム

カネロやメイウェザーなど、バレロと同様の型は一流には共通して見られます。むしろこれ以外の型は見たことがない、と言った方が良いかもしれません。

日本人の後楽園ホールレベルで彼らの型と遭遇するのは稀です。

あなたはメイウェザーやカネロのように立つことが難しいと感じたことはありませんか?

だからこそこのブログへたどり着いたはずとは思います。

あなたのその感覚は間違えていません。僕を含めた日本人の大半は彼らのように立つことは本当に難しいと考えられます。それは生来的な筋力(≒骨格)が影響していると考えられます。

主には腸腰筋が影響しています

日本人と欧米人では、腸腰筋のサイズや働き方が異なることが分かっています。日本人では、腸腰筋が緩んでしまい、お尻が垂れ下がりやすい傾向があるのに対し、欧米人は腸腰筋がしっかりと収縮し、お尻が引き上がっている傾向があります。この違いは、歩き方や運動能力にも影響を与えていると考えられます。

引用グーグルAI

腸腰筋が比較的に弱い日本人は、股関節を内旋内転で締め付ける力が弱いと考えられます。

欧米人はX脚が多いですよね。一方で日本人はO脚。

下の彼女達のような、ハムケツがパンパンかつ、足首はきゅっと細くなる太り方ができないのが黄色人です。

腸腰筋内転筋が股関節ロックを導いているとの仮定は、彼女達の太り方と整合的に解釈できます。

ここまはいつもの枕詞です。

ここからが本題。
上の彼女達の太り方は彼女達の骨格に導かれています。

さらに言及するなら、遺伝子が導いているわけですが、それを言うと元も子もないのであえて無視します。

同様にバレロやカネロの立ち方は骨格が導く必然と考えられ、さらに、その立ち方は彼らのボクシングを導いていると考えられます。

論理的妥当性の再帰的な構造
ここまででようやく数学の始まりがぼんやりと見えてきました。出発は人の認識。その認識を一般化した演算規則によって公理の構造を変形させ、普遍的な法則(理論)を見つけていく。それがのちに意味を帯びてきて現実への応用される。 数学の議論の再帰的な構...

また、以上の推論が妥当であると仮定した場合は、その対偶の「バレロの骨格を持たないならバレロにはなれない」も真の推論です。

この仮説を元に推論を進めていけば、例えば、バレロの骨格を持ちながらも、非合理かつ支配的な「膝を曲げる」「踵を上げる」「反復練習」などの技術観に囚われて、自らの本来の力を抑圧してしまっているケース、及び、愚かな指導者が天才的な才能を持つボクサーの可能性を抑圧しているケースは容易に考えられます。

反復練習で本当に上手くなれるか

あるいは、支配的な技術観が、元々はバレロの骨格を持たないものの、精神的なレジリエンスが非常に高く、トレーニングをこなすことでバレロの骨格を手に入れられるボクサーの可能性を抑圧しているケースも考えられます。

日本人は黄色人なので前者の確立は低いかもしれませんが、忍耐強い民族ではあるようなので、後者の大器晩成型のボクサーの可能性の大部分は、支配的かつ非合理な技術観に抑圧されているのではなないかと感じています。

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反復練習の価値

古今東西の一流のボクシングか抽出できる共通点も以上の論理で説明できます。

エドウィン・バレロのフットワーク
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井上尚弥のサイドへのバックステップと股関節ロックの因果関係
カネロの脚さばきとカウンター
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井上尚弥のサイドへの位置取りと股関節ロックの因果関係

彼らが床スレスレを滑るように動くのは股関節がロックされることが導く必然です。

また、彼らの競技能力とその裏打ちである反復量の関係は
反復量が多い→強い
ではなく
強い→反復量が多い
と考えるのが自然だと考えます。

他と比較して上達が早い→楽しい→練習量が増える→強くなる

つまり。
反復練習→上手くなる
は誤謬で、むしろ因果関係が逆転したゴミ。
現時点では僕はそう結論しています。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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