
引用WIIS

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無理性の証明
有理数はℤ/ℕで表される数。
偶数は約分できるので、有理数は分母か分子のいずれかが奇数になります※1。
例)2/4=1/2,3/6=1/2
分母分子は互いに素
x²=2となるようなxを求めます。そのような有理数があると仮定すると
(p/q)²=2
p²=2q²
となります。
pを奇数と仮定
(2n+1)²(仮定)
4n²+2n+1(x²の定理)
2(2n²+n)+1(分配法則)①
pが奇数ならその平方は奇数であり、かつ任意の奇数の平方は奇数であることが示せました。
例)1×1=1,3×3=9,5×5=25
実数は偶数と奇数に二分でき、奇数かつ偶数は矛盾します。
2q²は自然数の二倍なので偶数です。
すなわち、pを奇数とすると等式p²(奇数)=2q²(偶数)が矛盾するので、背理法によりp=¬奇数=偶数が示されます。
①よりpを偶数であると仮定します。
p²=2q²※1(有理数定義)
(2n)²=2q²(①)
4n²=2q²(平方)
2n²=q²(有理数同値関係)②
自然数nのn²の2 倍と同値になるのでq²は偶数です。
①と有理数の性質※1より、qは奇数でなければならず、また、この場合は既述のようにその平方は奇数となります。従ってqの平方は奇数です。
これは平方が偶数であることを示す②と矛盾します。
前提である「qが奇数である」は誤りであることが示されました。背理法によりqは偶数です。
以上の証明をまとめると。
pは偶数である、かつqは偶数である。が成り立ちます。
これは大前提である「有理数は分母分子の何れかが奇数である」と矛盾します。
背理法により「有理数ではない=無理数である」が導かれますます。
従って
x²=2を満たすxは無理数であることが証明されました。





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