ロマステップまでの文脈

技術選手分析

全体で一つ

システムは全体で一つ。

下に載せた動画は、僕がその意味を認識できる部分に”勝手に”分解しています。

従って、意味のない部分に分解してしまってる可能性、ないしは大切な要素を見落としている可能性を否定できません。

あくまでも、僕の目に映る世界を他人に理解してもらいやすいように記号化したものです。”現実の話では”ありません。僕の認知空間の話です。

全体を全体として感じる
バタフライエフェクトって知ってますか。 考えるな感じろ バタフライエフェクト バタフライ効果(バタフライこうか、英: butterfly effect)は、力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系...
対象を見る視点を変える
コペルニクス的転回 高速手打ち(攻撃)ができるから、即座に次の手へ移行できる。すなわちカウンターやディフェンスができる。 ディフェンスやカウンターが苦手だと感じるなら、その技術自体にできない原因を求めるのではなく、少し視野を高く、あるいは遠...

また、冒頭で述べたように、システムは全体で一つです。ある要素にこだわることが全体の機能を失わせてしまう可能性がありますので注意が必要です。

すなわち、下の個々の要素を実践しようとすることが、それをできなくしてしまう、本末転倒な可能性があります。大切なのは全体を部分ではなく、全体を全体として、ありのままに感じることです。

左フックと全体と部分
パンチと攻撃と防御 相手の反撃に対応できることを前提にパンチすると、本能による自動システムはその為の体のバランスを保ちます。 バランスが崩れないのでブレーキ効果による体幹と腕の運動量の交換が効率化し拳の加速度が高まります。「打たせないぞ」と...

ヒトの心は何かに依存したがります。明確な何かが、親のように自分の問題を解決してくれると錯覚します。

例えば、お金、安定、夫、妻、基礎基本など。
ヒトは、その認識規則の形状がひっかけやすい何かを探しています。例えばこの規則がひっかけやすいもの「原因→結果」。

正しさって免罪符
弱さを認められない弱さと正しさへの執着 弱さと依存心 客観的な正しさを実践していれば、失敗しても責められないと思ってる。正しくやっていれば自分が下手なことを笑われた時の言い訳にできると思っている。 自分の依存心を認められない弱さに付け入られ...

具体化すると。
「〇〇するだけでパンチ力が増す!」「成功するモーニングルーティン!」「お金があれば安心!」などなど。
真理でもない限りは、要素単体で何かを語れるなんてことはあり得ません。そもそも人はそれぞれ、神から与えられた性質も、それを元に手に入れた経験も異なります。

現象は、全体の中の個々の要素を繋げたネットワーク上に発生する複雑なものです。個々の要素だけで成立しているように見えても、そうではありせん。あなたが生きている理由を語るには物理法則から地球環境、また父母が出会う確率や先人の発見の連鎖反応に伴う文明の発展など、膨大な説明変数が必要になります。

ヒトの認識は、様々な思想や個々人の利益追求という、多種多様な要素の複雑な絡み合いの中に発生している現象を単純化し、例えば「影の政府」として理解しようとします。

パンチという現象に関わる要素は多岐に渡り、その絡み合いは複雑です。ひいては競技力というシステムの複雑さは手に負えません。

また、既述のヒトの安心感に根ざした免罪符は、それ買う信者の心を安心させて思考を停止させます。

以上は
「〇〇すれば上手くなる」
この手の短絡的な主張をYouTubeで買うなって主張です。それはあなたを安心させてバカにし、人格の成長を止めます。

結論。
以下の動画は「掴まえて動きを封じる」「投げる」、など、ロマステップという現象を僕の認識が掴まえやすい形に加工したものです。
従って、それはヒトを安心させ、理解した気にさせる側面があります。

何かに縋ろうとする幼児性は人(ボクサー)の成長を足止めし、人生を破壊します。

「まだ先があるはずだ」と探求することをやめてはいけません。

掴む投げる

相手を掴んだり投げたりは、ルール上は禁止されています。

しかし、交通ルールがそうであるように、現実はルールブックの記述の通りには運用されていないことを認識してください。

僕の定義する「バカ」は妄想に取り憑かれて現実が見えなくなった人です。計算が得意なのか苦手なのかではないし、学歴や資格のあるなしでもありません。

立体的な構造を平面的にしか見れない人がバカ。

バカは誰の心の中にもいます。それを自覚し、そいつを遠ざけ続ける必要があります。

「基礎基本」「長期分散投資神話」「礼儀」など。現実を見れば、それらは妄想の中にしかないガラクタだと分かるはずとは思います。

バカの法則その七
気がつけば七に。 今回は指導レベルで物事が複雑化していく原理についての長濱説。 「殴る」ことがどうしてこうも複雑になるのか、そして、「殴られない」ことがどうしてこうも複雑になるのか。 なんなら、構えるだけがどうしてこんなにも複雑化するのか、...
妄想を捨てて現実を見る
昨日、長岡の試合がありました。結果は引き分け。優勢点という特別ルールにより、新人王戦は勝ち上がりました。 厳しい評価をすると長岡は毎試合悪くなっています。自らパニックへ陥り打ち合いへ、というパターンが試合ごとに強くなっいます。 昨日の試合は...

ロマやデレブヤチェンコは掴まえて動きを封じ、相手の死角へ動いています。しかし、現実とルールブックの記号を区別できない場合は、この程度の見れば分かることが見えなくなります。

そして、その記号と現実を区別しない性質は様々な損失を引き寄せてきます。

あくまでも現実が主。ルールは従。

逆になると不具合を起こして現実はぶっ壊れます。

ところで、僕の説明を聞くこともあなたの目を曇らせるので注意してください。

「見えたものを見えたままに見る」

見たものを見たままに
見たものを見たままに見る 何がその現象を引き起こしているのか、を分析する場合には、因果関係と相関関係の混同に気をつける必要がある、という、僕の経験から導かれた僕の真理を上の記事で紹介しました。その続き。 この主張は、一見すると上のと矛盾する...
掴まえて動かすデレブステップ
YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有
ロマチェンコの守備を担保したジャブ
ロマチェンコの足捌き
ロマチェンコシステム
ロマチェンコのロマステップ

論理的妥当性の再帰的な構造
ここまででようやく数学の始まりがぼんやりと見えてきました。出発は人の認識。その認識を一般化した演算規則によって公理の構造を変形させ、普遍的な法則(理論)を見つけていく。それがのちに意味を帯びてきて現実への応用される。 数学の議論の再帰的な構...
構造を作って、使う
構造を使う。 宇宙にも時間にも空間にも。世界には目には見えない構造があって、情報(粒子でも運動量でも力でも言い方はなんでもいい)がその構造に沿って流れている。僕の世界観です。流れに逆らわないっていう僕の人生哲学もこの世界観が由来しています。...
ディフェンスの実体を考える
知覚する ヒトの反応速度と僕の経験と観察から帰納される法則性から演繹的に考えるなら、パンチは「避ける」ではなく、危険な確率が高い空間から「隠れる」が正しいだろう、と下の記事で主張しました。 以上が妥当な推理だと仮定した場合、不安や恐怖は我慢...
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構造の力を最大化する
人体模型を買おうかと思う程度には筋肉や骨格の構造を眺めて解釈を与えるのが好きな僕がその入門書を紹介します。 タブレットに入ってて、暇なときに眺めてます。 構造の力を最大化 解剖学 図解が多く、難しい専門用語もりませんので、数時間でサッと読め...

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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