ナジーム・ハメドの後ろ歩きディフェンス
ハメドの仰け反りの要点は二つ。
1.肩甲骨ロック
2.股関節ロック
まずは下のアリのように肩甲骨外転ロックが利いていること。なぜなら、そうでない場合は重心が股関節を乗らず、バランスが崩れてしまうから。
2ができていない場合でも動作だけならできないことはないはずですが、実戦レベルの強度には耐えられないと考えます。体重が膝の可動域を越える方向へ負荷をかけるので、急激な動きが要求される実戦では故障の原因となるでしょう。あるいは本能レベルの抑制がかかり、鏡の前ではできても実戦では起こらないことが予想されます。
アリのように仰け反るには股関節と肩甲骨のロックが利いている必要があります。重心が股関節を乗ったままだからアリは素早く反撃ができます。
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ホアン・グスマンの仰け反りディフェンス
後ろ歩き
体を大きく仰け反らせると、どんなに股関節や肩甲骨が強くてもバランスは崩れます。
ハメドはモンティエルのように後ろへ歩いてバランスを整えます。
また、アリやモンティエルがそうであるように、ハメドも常に片脚が床に接しているので、相手の攻撃を躱した後に即座に反撃ができます。
体の理に適った攻防一体です。
フェルナンド・モンティエルの歩き打ち
カネロのカウンターも原理は同じ。後ろへ半歩歩いてカウンター。股関節が内旋内転でロックされているので、接地と同時に脛骨が床を強く踏み、瞬時に力は骨を伝達します。
飛び跳ねず、滑るように動いているのが分かると思います。
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フェルナンド・モンティエルの後ろ歩き
石田会長からモンティエルを勉強すると良いと言われたので、その感想を共有します。 まずはフットワーク。 ボクサーて、ピヨンピョンしているようで、実はピョンピョンしてないよねって話はこのブログでは再三取り上げてきました。 例えば子供にフットワー...
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