SNSで粘着されると感情が動かされるので思考が捗ります。
反動形成や境界性パーソナリティー障害はこれかー、と。
反動形成とは、精神分析の創始者であるフロイトが提唱した防衛機制の1つで、本心とは逆の行動を取ってしまうことを指します
引用グーグル先生
境界性パーソナリティ障害とは、特徴的な考えや感情を持ち、ものの捉え方や行動の偏りが大きいために人間関係を円滑に築くことが困難になる病気のことです。時に自分を傷つけるような衝動的な行為をしてしまうことがあります
引用グーグル先生
僕の言葉で言えば大人の幼児性。ホモ・サピエンスのネオテニー。
そのお陰と言ってはなんですが、最近強い興味を惹かれている社会や言語、認識についての理解が深まります。
閑話休題。
社会に属する個々人の認識の抽象度の差が、非対称なコミュニケーションを生み出している、またそのコミュニケーションの非対称性が争いを生み出している、という仮説。
ここでの抽象度の非対称性とは、下のような文を理解しようとした時に起こることです。
詳しい内容は引用から。
文の抽象度はかなり高いので、あなたの認識の抽象度がそれと一致するまでは、文章の文字は読めても、その含意が理解できないはずです。
会話も同じ。抽象度が一致しないと噛み合わず意思疎通ができません。
この画像のような定義が行える抽象的認識を獲得した人と、算数程度の抽象度でその成長が止まっている人とでは、コミュニケーションに”対称性”がありません。
前者(高い抽象化能力)、例えば数学者なら、その気になれば認識の抽象度を算数程度に下げることができます。ただし、具体化すると意味が失われることもあるので、そうする確率は低いと思います。
前者がそうすることの労力の負担とある程度の意味の消失を覚悟した場合に、抽象度のピントが合い意思疎通ができます。
が、後者にはそれができません。算数しか知らない人が、大学数学を理解できないのと同じ原理です。
加えて、ある抽象度にしかピントを合わせられない故に、話のそれが相手と一致していないことにも、恐らくは気がつけません
これがここで言う認識の抽象度の非対称性、コミュニケーションの非対称性です。
この非対称性故に、話が噛み合わなくなります。
まとめると。
高い→低い
は起こる
低い→高い
は起こらない。コミュニケーションは非対称。
この非対称が、政治家や学者、経営者といった抽象的な話をしている人達が攻撃される理由。彼らの合理的解は、抽象度が大衆と噛み合わずに誤解されます。
この認識とコミュニケーションの非対称性が、社会の争いの源泉の一つではある、という結論。
柳井正「日本は滅びる」
ホリエモン「お前が終わってんだよ」
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