「肩甲骨ロック」が視覚的に理解しやすい動画を集めました。
肩甲骨をロックして肘先で腕を加速させる。
実際には腕の運動の慣性力で胸筋などが動員されているはずです。
ベテルビエフの左三連打が分かりやすいと思います。
肘先で腕をぶん回しているとは思えないような破壊力ありますが、恐らく前鋸筋と小胸筋で体幹に接続された腕の反力が一瞬で床を伝達し、且つ腕力が伝え続けられる為、拳の運動量が増大している。
※床と腕が接続される時間が長くなるから力積が大きくなる。
【力積】
Wikipedia
力が一定と見なせる場合は力と作用時間の積が力積である。
力積は、例えば衝突や打撃などを扱う時に重要である。槌で釘を打つときに経験する力の増大は力積で説明できる。その衝突や打撃において生じる力 F を特に撃力(英: impulsive force)と言う。
釘を打つ例では、重力によって金槌の頭部を落とす時間を長くとり、釘に触れる時間を短くすることで、釘に加わる力が重力よりもはるかに増大する。これは時間当たりの速度変化の程度と力の大きさが対応するということでもある。撃力を利用せずに釘を刺すためには、桁違いに大きな鎚か、あるいは万力等の機械が必要となる。
力が変化する場合は、対象となる時刻区間について瞬時の力積を時間で積分して得られる。また、その時刻区間を経た物体の速度変化からも得られる。
時間当たりの力の積分なので長い時間を加えて場合に力積は大きくなります。
さらに撃力は接触時間が短いほど高くなりますから、衝撃を強くします。
手打ちが「腕を投げるイメージ」なのは、力積と撃力を高めるためです。一瞬だけ拳を相手に押し込む、または拳で相手を弾くようなイメージです。
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