自信の認識と対応能力

トレーニングメンタル戦略

「自信」て曖昧で掴みどころがありません。

「自信を持て!」と言われても何のことやら。「できたらやっとるわ」と僕は困り果てるばかりでした。というわけで、今回は「対応力」で人の「自信がある」という認識を説明してみます。

結論を言うと「自信がある≒臨機応変に対応できる」です

「それだけではない」という直感も同時に起こりますが、現時点における言語的な説明としては納得できています。

可能性に心を開き偶発性を引き寄せるための生存戦略として「自信」という感情は必要になったのかもしれません。

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対応可能≒自信

不安≒不確実な状況

何故、不安になるのかと言えば、何が起こるのか予測できないから。
投資が怖いのは損をするのか得をするのか分からないから。得をするとある程度の予測できるなら、不安ではなく期待を感じながら結果を待つだけの作業です。ボクシングも同じです。

だから「何が起こるのかが分かる(現実的には「何が起こっても対応できる」)」という心理状態を作ることができれば不安は消えてなくなるはずです。

つまり経験や準備、心構えが物を言います。
不安や恐怖の解消をするなら、自分に「大丈夫大丈夫」と言い聞かせるのではなく、あらゆる事態を想定し、その対処法を身につけておけばよいのです。

自信の論点は準備段階なので、本番時にやれることは自分の臨機応変さを思い出すことくらい。もしも本番までの準備段階で不安に感じているなら、準備が間違えている可能性があるで、計画を一度見直すべきです。正しい準備(対応力の強化)が行えたなら不確実性の観点から不安の大部分は解消されているはずですから。

もちろん、本番での経験による裏付けが必要とはなります。が、対応力を身につけておけば自ずとそれは手に入るはず。
「何が起こっても対処できる」という”認識を育てる”ことができれば、人は困難に対して前向きになれますから。前向きに伸び伸びとやれば勝ちは引き寄せられてきます。

僕はそうしてきました。

始めからそうだったわけではなく、試行錯誤を重ねたある日、ふとメイウェザーのインタビューが頭に浮かんできました。「そう言えば同じような話を何度も聞いたことがある」と。

そこから自分なりに論理を組み上げていき、今は確信に近いものを感じています。

対応力を養う

自信≒反復量という主張は普通に聞かれますが、自信≠反復量、だと僕は感じています。

他の記事で言及していますが、僕は反復練習を嫌います。それは可能性に対して僕の心を閉ざす行為で、僕を脆弱にすると考えているからです。

サンドバッグはなるべく同じ動きをしないような前提を揃えます。サウスポースタンスの練習はその一環です。他にも「パンチは出さない」などサンドバッグと躍るだけの時間も作ります。

前提の段階で、やりたくてもいつもと同じことの繰り返しができないようにしてしまいます。

サンドバッグを殴らないくせにサンドバッグで練習って一見するとおかしな奴で周囲の人に申し訳なく感じるのですが、その気持ちを超えた時に、「打つこと」に囚われて見えなくなっていた世界が見えてきたりします。

パンチに使う脳の資源が距離、角度などの認知に使われるからです。

反復を嫌い対応力を高めることで必然的に「どんな状況、スタイルにも対応できる。何があっても最後に勝つのは俺だ」という自信が養われていきます。

僕はスパーリングもラウンド毎にスタイルを変えます。極端な逃げのアウトボクシング、手を出さずディフェンスだけ、打ち合いなど。

そうやって実戦での自分の対応力を認識し始めると、すこしづつ「何が起きても大丈夫、きっとやれる」となってきます。これが自信です。

試合で不安になるという方は試してみてください。

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瞑想のやり方

Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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