仏教的な概念で「大人」とは「子供」とはを定義しようって試みです。
大人とはある年齢に達すると自動的に得られる「記号」ではなく、大人という理想の生き方を追求することで与えられる「名誉ある称号」であると言っています。
「大人 = 旦那 = ダーナ = 与える人」、「子供 = 餓鬼 = 奪う人」と仏教に由来する語源を引用し定義しています。
また餓鬼は経済的、物質的な貧しさを指しているのではなく、精神的な豊かさを指す言葉なのだと説きます。
仏教での餓鬼は財を持ちながらも心が貧しい有財餓鬼と本当に何もない無財餓鬼に分類でき、いずれも他者から何かを奪おうとする人を指します。
経済的、物質的には貧しくとも何かを他者へ与えられる人は「大人」と定義でき、豊かでも他者から奪う人は「子供」と定義できます。
年齢ではなくその振る舞いが重要であるということです。
「大人」は与えられるものではなく、その理想を追求する姿勢に宿ります。
そうありたいとの願いと自戒を込めて共有します。
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