スリッピング
腸腰筋が強い場合は汎ゆる動作にそれが関与すると考えられます。
英語が得意な人は英語の文化に、日本語が得意な人は日本の文化に、という風に、得意なことの方向へは推進の勢いがあります。
同様の論理で、腸腰筋が強いとそれに全ての動作が引きずられ、逆にそれが弱い場合は別の代償動作に引っ張られると考えられます。
自己強化的に起点が終着点を決定してしまうのは、普遍的な法則とも整合すると思います。
腸腰筋が強い場合は首を振る動作にそれは追従してくると考えられます。
冒頭に載せた動画のタイソンのような動作は、上半身が股関節へ強く押さえつけてバランスが安定するので、腕を強くスイングできます。
長濱式はタイソンやジョーンズのように首を振ってパンチを躱します。
腸腰筋が弱い場合はこのスリッピングはできない確率が高いと考えられます。形だけ真似すると、バランスを崩してむしろ不利になります。
強く脊椎の回旋側屈ができない場合は股関節に重心が乗りません。
不安定なバランスが姿勢反射を起こし、連鎖的に全身の力が弱められると考えられます。
骨で立てない人は姿勢による力みの感覚は分からないと思いますが、立ち方(骨格)は脱力を説明する重要な変数です。
日本で教えられる所謂良い姿勢は、長濱拳法では不自然で悪い姿勢です、
ビシッと立つのは、権力者に媚びるという意味で奴隷の立ち方です。

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