パンチの講義。
ここで使用する概念。
運動量は、運動の第2法則において、その時間に対する変化の割合が力と等しい量として導入される。
つまり、運動量 p はニュートンの運動方程式、
を満たす。力 F はベクトル量であり、運動量もまたベクトル量である。また、定義から明らかなように、運動量は時刻 t の関数として表される量である。質点の運動量は、質点の速度に比例する。質点の運動量は、質点の速度を v と表し、比例係数を m とすると、
で与えられる。
トルク(英語: torque)とは、力学において、ある固定された回転軸の周りにはたらく力のモーメントの回転軸方向の成分である。一般的には「ねじりの強さ」として表される。力矩、ねじりモーメントとも言う。
偶力は力の組み換えによって大きさが等しく反平行(平行かつ逆向き)な2つの力に還元できる。これらの力の作用線は互いに交わらない平行な2直線となる。剛体に加わる力は剛体の質量中心に加わる並進運動を促す一つの力と、回転運動を促す一対の力のなす偶力に置き換えることができる。
パンチは右フックとします。
1.立って構ている人Aがいる
2.Aはハムケツの筋肉と重力の位置エネルギーを持つ
3.命令を受けたハムケツのミオシンアクチンが収縮
4.股関節が伸展され運動を開始
5.重力によるトルクが股関節を回す
6.重力の加速度を受けて体が加速
7.前足の接地によるブレーキ
8.7の力と6の慣性力の偶力で骨盤が回転
9.8と重力による骨盤の斜め回転でさらに上半身は加速
10.運動量が上半身へ移動
11.骨盤の回転に伴うハムケツのSSC
12.11が骨盤の運動を制止
13.上腕骨に慣性力と12の偶力
14.関節に繋がれた腕に構造的ブレーキ
15.上腕の内旋と肘の構造的伸展
16.肩の構造的ブレーキで運動量が前腕へ移動
17.16で受け取った運動量と肘のブレーキの偶力で肘先が加速
18.衝突
もっと厳密化できますが、大変なので端折りました。こんな風に各要素に分解してパンチを分析しています。
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