「無いものは無い」現実を受け入れること

よもやま話メンタル

在るものを大切にする生き方

「真っ暗だ。何も見えない。」

長い動画ではないので、一度見てください。

彼女と同程度の困難を、彼女のような自然さで受け入れられる大人がどれ程いるでしょうか。

僕は28歳の時に目の怪我をしました。視神経二本が麻痺して目が動かなくなり、視界が歪むような症状に苦しめられました。
どの病院に診察させても原因は特定されず。
一年以上、色んな病院を回ってようやく原因が特定できました。
たった二本の視神経の麻痺でこの世の終わりかのように錯乱した僕が、彼女が体験した両眼球摘出の現実に耐えられるとは思えません。
僕だけではなく、僕の周りの大人もそうだろうと予想します。

僕は仕事と家と家庭を同時に失っても、
「こっからの逆転がおもしろいんでしょwww」
と思える程度には、他の大人よりは鈍感でタフだとの自覚があります。

しかし、眼球の全摘出の後で
「真っ暗だ、何も見えない。」
なんて、ありのままの現実を受け入れ、それをそのまま口にできるなんて、想像すらできません。
ただただ絶望することしか、僕にはできないでしょう。

彼女は激変した現実の中にいながら、それまでと何も変わらない世界にいるかのような態度で、姉や親と接し、楽しそうに遊んでいます。

悲観も絶望もせず、神から与えられた運命を受け入れて、その範囲内で精一杯楽しく生きています。

その彼女と比較すると、僕達大人は、あれができない、これが足らない、と文句しか言いません。
彼女にとっての些細なことばかりに目を向け、さも、この世終わりであるかのように大袈裟に振る舞います。健康であるという、とてつもない幸福へは一切の目を向けようとしません。

五体満足の健康体であるなら、自分の境遇を悲観する暇で、彼女のようにできることを一つづつこなしていくぺきです。他人の生活を覗き、嫉妬している暇は大人にはありません。

大人はもっと、五体満足で日本に生まれられた幸福に目を向け、この恵まれた社会を次世代へ継承する為の努力をすべきです。
そうでないなら、未来の日本に彼女達の生きる場所はありません。

今の日本のような豊かな社会は自然物ではありません。
先人が努力により作り出した、人工的な世界です。
健康という幸福を与えられた大人が、その義務を放棄し子供のように駄駄をこねてしまったら失われてしまう世界です。

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この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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