不安と恐怖は予測不能って泉から湧き出してきます。
最初の自動車の運転が恐かったのは、予測できないことだらけだったから。
運転が予測可能な範囲内に収まると不安と恐怖はなくなります。
値動きを予測できない間は投資は恐い。だけど値動きを形成する歴史の大局観、集団心理、財務などを学んで金を突っ込んでいると、なんとなく予測が立てられるようになる。不安は少しづつ解消されます。
初めての相手とのスパーリングが不安なのは、その内容が予測できないから。慣れるとパンチ力、スピードは予測の範囲内に収まるので伸び伸びやれます。
僕が色んなスタイルの相手、色んな場所で練習するのは、試合の予測不能性を解消して不安を和らげる為です。どんな相手にでも対応できると認識できれば、不安はなくなります。
そして不安が小さくなると、より行動的になります。その行動は情報の獲得を後押して、さらに予測の範囲と精度を高めます。すると、さらに行動的に…。
こんな風にフィードバックループが挑戦的な人格を形成していきます。
不安と恐怖に押し流されていると、いつまでも行動できない負のフィードバックループから抜け出せません。いつまでも現実は不安で恐いまま。
自分がどんな予測不能性を恐れているのか。
まずそれを抽出し、次にそれがどんな力学で動いているのかを見極めます。
そうやって現実を予測する独自の世界観が出来上がると不安は解消されます。
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