何度も記事にしていますが、繰り返します。
戦いはコミュニケーションです。テニスだろうがサッカーだろうが恋愛だろうがSNSだろうが戦争だろうが。
交渉で自分の利益を引き出す心理戦。
雰囲気が大切
コミュニケーション=交渉
戦いは会話と同じコミュニケーション。人の交渉の一形態です。群れでの序列を決める儀式。乱暴に言えば人は群れの中での序列争いか別の群れとの戦いにしか興味がありません。
スポーツは恋愛と大枠では同じなので、この前提がないと独りよがりになって負けます。極論するなら、マウントの取り合い(心理戦)をして主従関係を叩き込み自分の利益を引き出すゲーム。
ポーカーフェイスの語源であるポーカーは、ルールだけを見れば強い役を揃えるゲームです。が、実際にはそうではありませんよね。麻雀もそう。ババ抜きもジェンガも全部同じ。相手を不利に自分を有利にする心理戦(交渉)をするゲームです。ただ役を揃えるだけの、独りよがりなプレーをしていると他のプレイヤーはつまらないから次回以降はあなたを仲間はずれにするか、カモにします。
「今はやばいよ?」とか「チャンスかもよ?」みたいな、言外の雰囲気を醸し出して相手を混乱に陥れ、少しづつマインドコントロールしていきます。ポーカーはそれを楽しむ遊びです。ボクシングは当てた数を競うビデオゲームではなく、心理戦で相手を混乱に陥れて楽しむ遊びです。
一流選手のディフェンス時の眼光、パンチを受けた時、当てた時の態度を思い返してください。「どうだ?」「まだやるか?」「まだまだこんなものでは俺には勝てない」という仕草をして相手のマインドをコントロールしています。
雰囲気で相手を飲み込んでいます。
強いオスが教室やオフィスへ入った時の空気の変化。
リングで相対してるだけで疲れてくるような雰囲気。言外の主張(コミュニケーション)の強さ。
会社や学校で強いオスの態度を観察してください。無言の圧力を感じるはずです。命令されたわけではないのに従わなければならないと感じさせる、群れを統率する圧倒的ボスの雰囲気。画面越しですが、習近平首席やプーチン大統領からはこの雰囲気を感じます。岸田首相からは感じません。
意図的に醸し出すのは難しいかもしれませんが、人のコミュニケーションにおいて大切なのは雰囲気だと認識する必要はあります。
ここを過小評価して技術の練習ばかりするのは、ポーカーの役ばかりを覚えているようなもの。人の勝負、遊びの本質を理解していません。
そしてルールをそのまんま覚えるのは群れのベータがやっていること。アルファに大切なのは雰囲気です。形式上のルールの外で戦うこと。
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