平仲ジムの選手紹介 大城迅&金城寛季

プライベート

関東からわざわざ僕の元へやってきた長岡は紹介しました。
もう一人わざわざ花形から沖縄へやってきた矢斬は別の機会に紹介するとして、今回は沖縄出身の二人を紹介します。

二人は同級生。

大城と金城って沖縄っぽくてカッコよくないですか?
創作だと金城って頻繫に聞く気がするんでその影響だと思いますが、名字から野生味が漂ってます。

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大城迅

10/10にプロテストを受けダウンを奪う内容で合格。
3/27に豊見城市でプロデビューを予定しています。

測量士をフルタイムでこなしながらボクシングに打ち込んでいます。

ボクシングは理論派で動作の形とか腕の置き方とか気にしすぎるあまり大切な感覚を見失っています。
「理論は感覚ありき」なのでフォームチェックは止めて感覚に集中しろと伝えていますが、時々何かをシコシコとやってます。
感覚が伴っていなければいくらKスタンスを形だけ真似てもだめです。
もちろん形から入って感覚を掴めることもありますが、形にこだわると感性を見失ってしまいます。

大城はラントレ中に気絶(白昼夢を見たんだって)して家に帰ろうとする程度には貧弱なフィジカルしてたんですけど、意思の強さでこれを克服しつつありますね。
自分を客観視し弱さを認められる強さがあり、辛いトレーニングも嫌な顔せず前向きに取り組みます。

ラントレは半分もこなせませんでしたが徐々に先頭との差を縮めています。
大城は全力を出すべきところでそれができないことの危険性を理性的に認識してます。
練習で腹を括れない奴は試合でも腹を括れません。
心肺機能を高めるトレの後は毎回チアノーゼでぶっ倒れてます。

SNS
Instagram @jin_oki_boxing
Twitter @JIN_OKI_BOXING

金城寛季

バカです。
「コイツ、マジでボケてんのかな」って病気を疑ってます。
ある意味ボクシングはバカの方が強いんでそのままでいいんですが。

彼は感覚派。
難しい話は一切理解できませんが、あーこれね!って体感すれば固定観念がない分、感性が敏感なのですぐに習得します。
感じてもらう練習を考えるのが大変ですが、試行錯誤がジュニア選手の指導にも役立っています。
むしろジュニアの中学生の方が賢いって実感がありますね。
金城は本当にそれ程のアホです。

試合で開き直れる強さも彼の武器です。
コントロールしやすい。
「なんも考えずにコ〇セ」って言えば超前向きになってくれるんでね。
理性的な選手は試合の途中で自分のやっていることを疑って自信を失ったりするので、コントロールがちょっと難しいんですけどね。
金城は本当に簡単。

トレーニングでもコントロールしやすい。
アホなんでね。大城が理性によって決死のトレーニングを行う一方で、金城は単純に「死んでみるかー」って走ります。
死ぬ気で走れって言った僕が「やば、マジで死にそう」って怯む程度には走れます。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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